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雪で薄紅天女、その後の藤太と千種

寒いよホント寒いよおかしいなこの間温もるために藤千書いたのに全然温もらないよ逆に寒いよ!って思ってて、よく考えたらオチが寒いオチになっていたことに気付いた!
そうか!このせいでここ最近寒かったのか!理解した。
というわけで、あの後の藤太と千種を「ぬくいオチ」に持っていくべく書いた話↓


※あれから三日後設定で、千種視点です。
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どうしてだろう。
自分に戸惑っていた。
たかだか三日ぶりというだけなのに、今二人きりということに必要以上に緊張している。
灯りがゆるく照らす室内。
落ち着かない気持ちをもてあましている。
おかしいことは分かっているが、自分ではどうすることも出来ない。
始めは他愛の無い会話で場を繋いでいたが、それもすぐに終わってしまった。
間に沈黙が流れる。
夫の顔を見ることすら出来ないので、代わりにその影を見ていた。
油皿の火が揺れるたび夫の影も揺れた。
いつも、この火を消すのが合図になっていた。
言い交わして決めたわけではなく、いつの間にかそうなっていた。
大抵いつも藤太によって消されるが、ごく稀に自分が消すこともあった。
今日は。
まだ、どちらも消していない。
冷えてきた指で膝のあたりをぐっと握る。
自分が消すべきなのだろうか。
しかしそれでは自分がこの三日間寂しかったのだと言っているようではないか。
藤太が恋しかったのだと。
・・・そんなこと出来るはずがない。
でも寒い。
寒くて仕方ない。
彼の熱を知っているがゆえに、それに焦がれてしまう。
手足はそろそろ痛みを覚えるほどに冷えてきていた。
藤太はまだ動かないのだろうか。
早くぬくもりが欲しい。
どうしよう。

・・・はぁ。と。
正面からため息が聞こえた。

「残念。おれの負けだよ」

え、と咄嗟に顔を上げたが、それより早く藤太が火を吹き消した。

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「ぬくいオチ」無理でした\(^o^)/
千種がういういしすぎて「これからぬくもるんじゃないかなオチ」になりました\(^o^)/
・・・・・あああああぁぁぁぁぁorzガックリ
どうすればぬくもれるのか見通しが立ちません・・・。
因みに藤太がどうして待っていたのかというと、折角三日間も待ってたんだから千種が誘ってくれるまでもうちょっと待ってみようかなぁという淡い期待を持ってたんだけど、結局誘惑に負けて自分から火を消しちゃったっていうオチです。説明しないと分からないですね!・・・orzガックリ(2回目)
ていうか、もしかして阿苑夫婦を書いたほうが普通にぬくもれたんじゃないかっていう気付かなかったことにしよう!
お粗末さまでした。

雪で薄紅天女

雪だ!寒い!藤千で暖まろう!という三段活用で藤千妄想↓



「ちぐさあぁぁ!」
「きゃあ!と、藤太!」
「寒かったよ千種ぁ」
「知ってるわよ。だから早く奥に・・・」
「道中寒くて寒くて君で暖まることしか考えられないくらい寒かったよ」
「何を言ってるの。ちゃんと奥に火を用意してあるから・・・」
「ああ本当に千種はなんて暖かいんだろう。暖かくて柔らかくて良い匂いもして、まったく最高だな!はぁ」
「藤太、もう離して、離しなさい!ここは人が・・・」
「よう藤太。相変わらず仲が良いな」
「!・・・とっ」
「あ、豊兄。帰ってきてたのか」
「あんまり見せ付けてくれるなよ」
「・・・!」
「なんだ豊兄、羨ましいのか」
「・・・!・・・!」
「ははは、実をいうとそうだ」
「~!!~!!」
「なんだそうなのか、ははは」
「はははは。ところでおまえの嫁さん大丈夫か?さっきから随分と苦しそうにしてるぞ」
「あ、しまった。豊兄見て逃げそうになったから咄嗟に・・・千種、大丈夫かい?」
「・・・っ・・・っ・・・藤太なんてもう知らない!わたし今日から暫らく美郷姉さまのところで寝るから!」
「何だって!?千種はこんな寒い日の夜を夫に一人で過ごせと言うのか」
「知らないわよ藤太のばか!!」
「千種!」
「・・・・・・行っちまった。まったくいつ見ても飽きないやつらだな、ははは」



このあと千種と美郷が女だけで楽しい夜を過ごしていると知った鈴が「阿高・・・わたくしも・・・」「・・・え!」みたいなやりとりを妄想して止まらなくなってるんですがどうしたら・・・!
「藤太!なんで鈴まで行っちまうんだ!(←断れなかった)何とかしろ!(涙目)」て藤太をどやしつけに行くわけです。
阿高可哀そう!(楽しそうに)
・・・段々自分でも何言ってるのか分からなくなってきてます。
明らかに藤太のキャラを見失っている今日この頃。
自重ってどこでどうすべきだったのだろう・・・?(他にも色々見失っている)

更新部分のボツ案

今日更新した部分は結構短いのですが、元々はこんな感じに書いてました。
読んで頂けばお分かり頂けるかと思いますが、おまwちょwどこに向かうつもりだwwみたいな話になっています。
当時読んでいた小説が権謀術数渦巻く活劇ものだったので、その影響をもろに受けてました。
書いてみて自分でも風呂敷を広げすぎだとびっくりしたので、さっくり書き換えたのでした。
因みに↑の中で鈴が豊高が話しているのを聞いたという部分も、一番始めは↓のようになってました。


――――――――――――――――――

「鈴、何故受けたんだ」
「実はこの間、都努筑紫麻呂という人の噂を聞いたの」
「噂?」
「あまり良くない方のようなの。なんでも官物(かんもつ)を隠截(おんせつ)しているらしいとか」
「なんだと!」

官物を隠截するとはつまり税などの国へ納められるべきものを自らの懐に入れているということだ。
とても俄かには信じられない話で、万が一外に知れれば本人のみならず国司四等官(守、介、掾じょう、目さかん)全員が免官されかねないほどの大罪だ。

――――――――――――――――――

鈴さんどこでそんな恐ろしい噂を聞いたの!?(汗)
ていうか、こんな噂が流れる時点でもう罪がバレバレではないか!
ホント、私はどこに向かおうとしてたのか(笑)
※因みにこれは史実を基にしています。
実際都努筑紫麻呂という人物は隠截したと記録に残っています。(時代もこのあたりです)
この記録を見つけてしまったのもそもそもの脱線のきっかけになっていたかもしれません・・・。
このまま進むと阿高は神事で国司に見初められて国司の懐に入って悪事を段々と暴いていく・・・みたいなノリになってしまうのでは?
これ祭りの話なのに!
鈴はどうなるんだ!?
阿高の動きに気付いた武蔵介(都努筑紫麻呂)に人質にされるとか!?
もしくは阿高のピンチに藤太を呼んできたりとか!?
どんなノリだ(笑)
ウチはあくまでほのぼの夫婦モノ路線のサイトですので、たぶん今後もこんな話は更新されません。
茂里がいてくれたら分かりませんでしたが!(いやでも私にそんなアイデアや構成力はないから無理か)
ホントにこれを書いていたときは普段のときとは違う脳内麻薬が出ていました。
過ちに気付いてよかった!
というわけで、次回はいつものノリの延長上で阿高がちょっと格好つけたり慌てたりしながら頑張る予定です。

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