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ホワイトクリスマスで薄紅天女(追記※更新お知らせ)

今日は各地で雪模様のようです。
薄紅マニアならホワイトクリスマスだ!⇒恋人たちのイベントだ!⇒阿苑だ!というごく自然な流れで妄想しますよね。
私もです。
そんなわけで阿苑妄想会話↓

――――――――――――――――――

「鈴、何をしているんだ」
「阿高」
「そんなところにいては寒いだろう」
「見て阿高、雪よ」
「知ってるよ。見ればわかる」
「武蔵の雪も冷たいのね」
「あたりまえだろう。それともどこかで温い雪でも降ると聞いたのか」
「いいえ。でも・・・」
「なんだ」
「・・・ふふふ」
「なんなんだ、気味の悪・・・うお」
「阿高、寒いわ」
「だから始めから言っているだろう。こんなに冷たくなって」
「阿高は暖かいわ。とてもあたたかい。ねえ阿高、誰かの腕の中でみる雪はとても素敵ね。わたくし武蔵へ来て初めて知ったの。これからきっと何度も思い出すわ、阿高の暖かな腕の中でみた雪景色のことを」
「・・・おおげさだ」
「そうかしら」
「冬は獣も少なくて狩りにいけないからつまらない。おれはあまり好きじゃない」
「・・・・んーんー。あ、阿高、苦しいわ」
「あ」
「ねぇ阿高、もしかして照れているのですか」
「照れてない」
「顔が赤いのは寒いから?」
「・・・・・・・・・・・」
「阿高?」
「・・・・・・・・・・・」
「!!・・・・ッ・・・・」
「・・・・・・おまえも赤い。寒いのか」
「・・・あ、阿高ったら!」
「帰るぞ。ふたりで病を得てもつまらないからな」

――――――――――――――――――

阿高ったら!(目を爛々と輝かせながら)
甘く甘くと念じながら書いたのに肝心の部分をぼかしている腰抜け具合がここのサイトのクオリティーです。スミマセンっ(逃)
ちょっとは純情肉食系の名に応えられる仕上がりになっているといいのですが。
メリークリスマス!



――――――――――――――――――

※更新お知らせ
今日はまだ土曜ですが、諸事情により日曜に時間が取れなさそうな予感がするので1日早めにUPしました。
また、来週も恐らく日曜より少し早めのUPになりそうな予感です。
年末年始はなかなか変則的になってしまいます。
元気に乗り越えて来年も薄紅万歳の年にしたいと思います!

うわーーー!!!

まさかあんなに大々的に日記でご紹介いただけるとは思っても見ませんでした!
さわ様スミマセン、逆にお手数をお掛けしてしまったようで・・・。
しかも私のアホらしい萌え薄紅考察までご覧いただけていたなんて感激と同時に内容の薄さ加減に申し訳なさでいっぱいです!
お詫びにもならないですが、楽しんでいただけたようだったので、あの会話の続きを書いてみます。

阿高が去っていった後の藤太と広梨の会話
――――――――――――――――――
「よう、藤太。うまくいったようだな」
「まぁな。お、見てみろよ広、阿高のやつ早速鈴の方へ向かっているぞ」
「あれは・・・澤樹か?」
「ああ、澤樹にはとりあえず、阿高の目の前で鈴の手でも握ってやれと言ってあるんだ」
「手を握るって、さすがに阿高もそのくらいじゃあ・・・え」
「おい、どうしたことだ。阿高がもどってくるぞ」
「どうしたんだ阿高」
「箒を忘れたからとりにもどってきたんだ。・・・ええと・・・ああこれでいいか」
「お、おい、阿高、それは鍬(くわ)だ」
「このくらいのほうが都合がいい」
「待て、それで何を始末する気だ」
「塵だが」
「・・・塵の名を聞いてもいいか」
「塵に名などないが、昨日までは澤樹と呼んでいた気もする」
「広、澤樹に早く逃げろと伝えてくれ!」
――――――――――――――――――

阿高・・・!?
オチを考えずに書いたらこんなことに!(やり過ぎた!)
ていうか全然役得とかにできませんでした!(手を握るくらい?)
力不足!おおーん(T0T)
澤樹の名前はさわ様から頂いております。(勝手にスミマセン!)
もしご迷惑でなければこれもあわせて差し上げます。(返品受付中)
人様のネタに便乗しまくりでホントすみません!でも凄く楽しかったです!

「苑上」と「鈴」

初読時から気になっていたことの一つに、阿高の「鈴」呼びがあります。
阿高は本人から直接名乗られているので当然彼女の本名が「苑上」であると知っています。
しかし作中では一度も「苑上」と呼んでいません。
二次創作的には様々な角度から(文学的にも歴史風俗的にも単なるオタク萌心的にも)様々に妄想できるオイシイ命題ではあるわけですが、そんな風に第三者としての視点からの解釈ではなく、肝心の阿高の視点に立った解釈はどうなるのでしょうか。
阿高の中で「苑上」という名はどんな意味があるのか。
実は今回の祭り小話にもそのさわり程度のネタを最後にちょっとだけ覗かせているのですが、それ以外にも水面下で幾つか書いてみようとしてはいます。
しかし全く納得のいくものが出来ない。
自分の中でうまく練り切れていないせいなのですが。
あとそれに付随して、大した疑問でもないですが、藤太や広梨は鈴が「苑上」という名前であったことを知っているのかどうかも若干気になっていたりします。
帝や皇子と違って政治的にはそうそう話題に上ることはないと思われる皇女という存在。
百歩譲って中央に関心が高かった茂里は知っていたとしても、藤太や広梨は寺で田村麻呂少将が教えない限りは知らないのではないかと思うのですがどうでしょう。
本文を読む限り、教えた形跡は無いような気がします。
で、このことを拡大解釈するなら武蔵で「苑上」の名前を知っているのはひょっとして阿高だけということになるかも!?
鈴は武蔵では「苑上」とは名乗らないでしょうし(た、たぶん・・・)、そうなると鈴本人に直接「苑上」と呼びかけることが出来る人物はこの世で最早阿高一人しかいないことになるような気がする!?・・・・・・・ていういことを思いついた時点でかなりブワッと妄想が広がるわけですね。
というわけで、これに関してはもうちょっと練ってみたいと思います。(懲りない)

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