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鈴を探す阿高

鈴が見当たらないので探す阿高

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「鈴、鈴、・・・鈴ー」
「阿高、こっちよ」
「鈴、ここにいたのか」
「まだ物干しが終わらないの。川から帰ってきたらクロに飛びつかれてしまって」
「洗い直しに行ったのか。そりゃご苦労だったな」
「洗ったのは美郷姉さまでしたが・・・よし、これで終わり。それで、どうしてわたくしを探していたの?誰かが何かご用事?」
「えっ・・・あぁ、その・・・えぇ・・・と・・・」
「どうしたのですか?」
「・・・悪い、忘れた」
「え」
「大丈夫、きっと大した用事じゃなかったのさ」
「そう?・・・それならよいのですが・・・」
「ああ・・・」
「阿高?」
「え」
「どうしたの?なんだかそわそわしているように見えるわ」
「別になんでもないよ。じゃあ、邪魔をして悪かったな」
「ええ・・・では、またあとで」

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仕事から帰っていつもなら一番に迎えてくれるはずの鈴がいなかったので探してしまった阿高(そして特に用事がないのでちょっとばつが悪い阿高)・・・というのがやりたかったのにまったく訳が分からないオチに・・・うががが。
無意識でも意識的でもどっちでもいいんですが、鈴を探す阿高というシチュエーションが微妙に萌えます。

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