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建国記念日

今日建国記念日だった・・・!
何ということだ!忘れてた!
古代史ファンにあるまじき失態!!!ああああああ!!!(愕然)

ということで、建国記念日なので初代天皇である「神武天皇(神倭伊波礼琵古命)@東征」について語ってみたいと思います。
とはいいつつも、古事記は上巻メインで読んでいるので、中巻に関してはあまり語れるネタがありません。(ェ)
物凄く無味乾燥な語りになると思いますがご容赦の程を。

神武天皇といえば中巻の初っ端を飾る天皇ですね!
上巻で国譲りを受けた天津神の直系の子孫。
何故か譲った本人がいる出雲ではなく遠くの高千穂(九州)に降り立った邇々芸(天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命)から数えて4代目のお方です。
邇々芸はアマテラスの孫、父はスサノヲとの誓約の場面で生まれた忍穂耳(正勝吾勝勝速日天忍穂耳命)です。

アマテラス

忍穂耳
↓←ココで高天原から天下る
邇々芸(ににぎ)
-火遠里(ほおり=山幸彦)
--鵜茅不合葺(うがやふきあえず)
---神倭伊波礼琵古命(=神武天皇)

という構成です。
余談ですが、()内に書いている長ったらしい名前が本名になります。
これを何も見ずにさらりと読めたそこのあなた!
あなたは最早後戻りできない古代史(日本神話)ファンです。
私はもちろん読めます。暗唱できます。パソコンに辞書登録してます(←何やってんの)。
神倭伊波礼琵古命=かむやまといわれびこのみこと
正勝吾勝勝速日天忍穂耳命
=まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
=あめにぎしくににぎしあまつひたかひこほのににぎのみこと
読めなかったあなたは、折角なのでここで練習してみましょう。
暗唱できるようになったら友達や先生、家族や同僚に誇らしげに言ってやりましょう。
私は言いました。
相手の表情固まりました。
に、二度と言うもんか!
あ、因みに前に書いた出雲古事記講義で「折角なので古事記の始めのところくらいは暗唱できるようにしましょう。良い文章は暗唱することでさらにそのよさを実感することが出来るものです。それにガイドなんかする時に喜ばれますよ」と言われたので練習しました。(ガイドではないですが)
暗唱、出来ます。といっても本当に初めの部分だけですが・・・。
天地開闢(てんちかいびゃく)~神世七代(かみよななよ)までです。
この続きは練習中です。
てかこの部分神様の名前ばっかりで(しかもやたらとややこしい名前ばっかりで)気が狂うかと思った!!
ざっと挙げると
アメノミナカヌシノカミ
タカミムスヒノカミ
カムムスヒノカミ
ウマシアシカビヒコヂノカミ
アメノトコタチノカミ
※ここまでが別天津神(ことあまつかみ=特別な神様)※
クニノトコタチノカミ
トヨクモノノカミ
ウヒヂニノカミとスヒヂニノカミ(男女一対の神)
ツノグイノカミとイクグイノカミ(同上)
オオトノヂノカミとオオトノベノカミ(同上)
オモダルノカミとアヤカシコネノカミ(同上)
イザナキノカミとイザナミノカミ(同上)
※ここまでが神世七代※
という17柱(柱=神様を数える助数詞。神様は一人とは言わず、一柱と数えるのです)もあるんですよ!!
覚えるの絶対無理だと思った・・・しかし萌は偉大でした。
今では言えます。

っていうか、話が脱線しすぎた!!!
神武東征について語るはずなのに、何で天地開闢の神様の名前挙げてるんだよおかしいよ兼倉!

戻します。(強引に)
で、曽祖父以来ずっと九州にいた天津神一族のお方々ですが、神倭伊波礼琵古命(神武天皇)が急に思い立って東に進む(最終的に大和に至る)ことにします。
その東征の途中数々の苦難にあいます。
その際出てくる最強の敵は長髄彦(ながすねびこ)。
彼は神倭伊波礼琵古命より先に大和に天下っていた天孫、ニギハヤヒに忠誠を誓っていました。
これを古事記で読んでて、ちょwww降臨した天孫って邇々芸だけじゃねーのかよwwwってなります。
ついでに神倭伊波礼琵古命は邇々芸のひ孫なのにニギハヤヒは神倭伊波礼琵古命が大和にやってきた時まだご存命どころかぴんぴんしていらっしゃいました。(そして長髄彦の妹を嫁に貰っている)
このあたりの時間経過は「神話だから!」の合言葉で乗り切ってください。
で、この長髄彦ですが、もう本当に泣かせてくれるんですよ!
私古事記の英雄のトップは「ヤマトタケル」だと思ってますが、二番は絶対「長髄彦」です。これは譲れません。(何か言い出した)
長髄彦もヤマトタケルとタメを張るくらい悲劇の人だと思うのですが!
だって神倭伊波礼琵古命の軍勢に一度も負けて無いのに(最初からずっと圧勝してて、最後だけ圧され気味にはなったけど負けなかった)、ニギハヤヒのほうが降伏を選択して、ニギハヤヒ自身に殺されてしまうんですよ!
ニギハヤヒのために頑張ったのに!
一説には東北に逃げ延びたとか、子孫が織田信長だとか言われてますが、それにしたって命を懸けて仕えた人にこの仕打ちをされるのはもう悲劇としか言い様が無いです。
おおお・・・長髄彦よ・・・(泣)
誰か彼を主人公にして小説か漫画でも書いてくれないものか・・・。(戯言)
因みに三本足のカラスとして有名な熊野の八咫烏(やたがらす)もこの神武東征で出てきますが、古事記の中には八咫烏が三本足という記述はなく(日本書紀にもありません)、この設定は後世の後付だろうという説があって、私も多分そうだろうなぁと思っています。
余談ですが私の携帯には今熊野大社で購入した八咫烏ストラップがついていて、勝手に「鳥彦」と名付けています。
オギワラーとしては正しい行動ですね。(キリッ)
熊野大社はもちろん三社とも回ったのですが、道が中々スリリングでドキドキしました。
でもまた行きたいです!

神武東征で語れるのはこのくらいです。
半分以上妄想と勢いだけの感想でスミマセン・・・。
古事記の中・下巻も何とかやりこみたいと思っているのですが中々思うようにはかどりません・・・。
い、いつか必ず!

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