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普通に万葉集を読んでいたのに妄想し過ぎてアレな方向へ

今日も万葉集を読む会に参加してきたわけですが、全然関係ないところで妄想がさく裂してしまい、外見は冷静を装いつつ内心大変なことになってました。
以下。
・薄紅天女は関係ありません。
・大伴家持×大伴坂上大嬢ネタ(オリジナル)です。
下ネタです。
おい、マテ兼倉!と思われた方は以下はなかったことにしてください。
「構いませんことよホホホホホ」と仰る貴腐人(と書いてモサと読む)のお方は下記の「続きを読む」からどうぞ。

続き



始めは真面目に浸ってたんですよ!本当ですよ!
ところが。

雨隠り 情(こころ)いぶせみ 出で見れば 春日の山は 色づきにけり
【意訳】雨で部屋に隠っていて憂鬱だったが、外に出てみればなんとまぁ春日の山が美しく黄葉していた。

普通に読めば普通の歌です。
気持ちも分かる。
雨で憂鬱だったけど、外の春日山の美しい黄葉で心が慰められたよって歌です。
私もこの歌自体がどうのこうのは思ってなかったんですが、これが家持の歌って知ってしまったのが間違いの始まりでした。
私は万葉集で家持にハマって以来「家持×大嬢」がかなり熱くなっておりまして。
この二人は夫婦なわけですが、そもそもこの「大嬢」というのは本名(真名)ではありません。
彼女の妹に「二嬢」という名前の人がいるんですが、これももちろん本名じゃない。
単に、姉と妹みたいな区分けで書かれているだけなんです。
三国志で有名な美女姉妹に「大喬」と「小喬」がいますが、これも同じことで「喬姉妹の姉」「喬姉妹の妹」という意味です。
単純です。
なので、「家持×大嬢」を妄想する場合、この「大嬢」の真名というのが一つの妄想ポイントになります。
穿っていえば夫の家持しか知らない名前というやつです。
薄紅でも鈴の本当の名前が「苑上」と知っているのは武蔵では阿高だけかもね!と、一時期かなり盛り上がっていたんですが、ようはあの感じです。
「大嬢」の真名は当然現代には伝わっていないので、勝手に色々考えたりしているわけですが、やはり「家持×大嬢」視点からすると、家持の歌の中に詠み込まれている単語から探したいわけですね。
なので、私は普段から家持の歌を見ると無意識に大嬢の名前の候補になりそうな単語を探してしまう癖がついているんです。
これまでは「春の苑 紅にほふ桃の花 したでる道に 出で立つ乙女」「桃花」とか可愛いよねぇ・・・とか、雪の歌をたくさん詠んでいるから「雪」のつく名前でも可愛いかなぁとかいろいろ思ってたりしたんですが、上記の歌を見てなんとなく「あぁ、春日でもいいか・・・」とか思ったんです。
まったく他意もなく。
では、その視点で読み返してみてください。

雨隠り 情(こころ)いぶせみ 出で見れば 春日の山は 色づきにけり

春日の山は 色づきにけり・・・
春日(名前)の山・・・色づき・・・

以下、大伴夫婦の会話

大嬢「家持殿!!」
家持「やぁ、春日。なかなかいい歌だろう」
大嬢「なんという歌をお詠みになるのですか!」
家持「雨続きで憂鬱だったんだよ」
大嬢「だ、だからといって・・・こんな・・・っ」
家持「春日のことじゃないよ。春日山のことだよ。・・・まぁ、昨日の春日のそれもそれはそれは美しく色づいて・・・」
大嬢「家持殿!!!!!」
家持「あははははは」

あはははじゃないよ兼倉さん!
どうしてこうなった!
万葉集を真面目に読んでたはずなのに!
もう私は人として大分ダメになってしまった・・・。
とりあえず、仲良し夫婦が好きなんです。それだけなんです。

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