万葉集の一番
- 2011/06/21 23:55
- Category: 趣味>万葉集にまつわる諸々
今日も万葉サークルに行ってきました!
その中で、万葉集の中で一番好きな歌を決めるのはいいことかも、みたいな話題が出たのでいろいろ考えてみたのですが・・・決められない。(優柔不断)
始めに思いついたのは、ここにも挙げたことのある
ま幸くと いひてしものを 白雲に たち棚引くと 聞けば悲しも(大伴家持)
離れて住んでいた弟の死を知った時に詠んだ歌ですね。
他は
熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな(額田王)
有名すぎるくらい有名ですが、額田王の魂の迸りとか想像すると古代好きの血が滾らずにはいられないわけですよ!
それから
春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ(大伴家持)
大変個人的な妄想によりこれは外せません。(まぁ、いろいろと・・・ごにょごにょ)
秀歌百選を選び出すのと、たった一首を選び出すのとでは意味が違ってくる気がします。(また何か言い出した)
秀歌百選なら絶対上の額田王の「熟田津に~」と大津皇子の辞世の句が選ばれていなければそれは万葉集ではないと断言したい。(※ただし「カルタ」のための百選だと挽歌は基本的に外されるのでそれの場合は大津が無くても致し方ありません)
たとえ選者の好みで家持が外されようとも納得するが(酷い)、額田王と大津皇子の二首は何があっても外してはならない。
しかしたった一首を選ぶなら、それは秀歌百選に入るような絶対の素晴らしい歌でなくてもいいんじゃないかと思うわけです。
おまwwそんな歌誰が知ってんだwwwみたいな歌でもいいんじゃないかと。
そういうわけで、一首を選ぶなら私は家持から選びたい。
や!家持の歌が素晴らしくないとはいってませんよ!!!
誤解してはいけませんよ!
家持の歌もいろんな方の百選にたくさん選ばれてますしね!!
いや、うん、あれです。
一首を選ぶんなら「秀歌」という理由以上の何かがある歌、もしくは「秀歌」という視点ではない別の視点の一番を、私は選ぶんだろうなぁっていうことですね。
東歌や防人歌もかなり心惹かれているのは事実ですが。
いつかオタク的万葉秀歌選とかやってみたいですね。(百は無理そうですが、二十選くらいなら何とか・・・)
「万葉秀歌選@薄紅天女」とか「万葉秀歌選@家持×大嬢」とか「万葉秀歌選@お笑い系」とか「万葉秀歌選@色々規格外系」とかその他諸々。
楽しそうだなぁ・・・誰かやらないかなぁ・・・(他力本願)
てか「万葉秀歌選@薄紅天女」なら過去に誰かやってそうですよね!
あぁ!もっと薄紅天女隆盛期にハマっていれば良かった・・・!
いや、今からでもまた盛り上がればいいんだ!
みんなもっと薄紅天女にハマれ!
薄紅天女の創作をするんだ!
萌えを・・・萌えを共有させて・・・くだ・・・さ、い・・・(萌え不足のため色々葛藤中)
そんなこんなで今日も一日楽しく生きていました。
Mikayasi
万葉サークル!
祖母は古典が学べる講座に行っていますが、中学生がいけるようなところはありません(泣)
「熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」は、空色勾玉スピンオフの表紙に載っていたことにより、私が最初に興味を持った歌です。
勾玉三部作にのっているだけで、それはもう自分のなかで特別なものになります!!
「狭い」という言葉を本やテレビで見ただけで、
「狭也の『狭』だ!」とさわぐ自分が少し心配です。