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心の問題

今回の災害では被災していない人たちにも大きな影響を与えているといろいろな場所で耳にするようになりました。
ここの日記をご覧頂いていた方々はご存知の通り、私も一時期はその例に洩れず、暫く鬱々と過ごしていてコメントにてご心配のお言葉をかけていただいたことでようやく自分を冷静に見つめなおすことが出来るようになったわけですが(その節は本当にありがとうございました!)、実は昨日になって地元にいる友達の方が私よりもかなり危機的状況になっていたことが発覚してびっくりしました。
ストレスでここ一週間ほど物が食べられなくなっていた上に昨日ついに戻してしまったと言っていました。
震災報道だけではなくその他いろいろなものが重なっていたようですが、それでもかなり追い詰められた状況になっていたようです。
ツイッターの危機的呟きを見た瞬間電話して話しているうちに落ち着いていってくれたようで「私久しぶりにお腹減ったって言った」と言ってました。
普段から気遣い屋で心の優しい人なので、相当溜め込んでしまったんだろうなと思いました。

このサイトに訪れてくださる方々はきっと荻原規子先生の作品が好きで、薄紅天女が好きで、そういうものに心の安らぎや心身のリフレッシュを求めておられる方が殆どのはずと思っているので、私も復活してからは極力震災関連の内容は避けて出来るだけ楽しい日記で自分自身も楽しんで書くようにと心がけています。
ここの日記で楽しいことを書くことは、今の私自身にも相当安らぎを与えてくれています。
でも、もしかしたら人によっては今自分が楽しむこと自体にも罪悪感を感じる方もいるかもしれません。
もしそうだとしたら、きっとその人はとても心が繊細で優しい方なんだと思います。
優しくて優しくて、今の状況に心を痛めて、だからこそいつの間にか「楽しい」と思うことを忘れてしまっているのではないかと心配しています。
誰かに笑顔を取りもどして欲しいと願うなら、願う側の人もまた、笑顔を持っていて欲しいです。
もう一度、自分が笑うことから始めてみるのがいいと思います。
この日記は割りと日常馬鹿なことばっかり考えている人間が書いているので、内容もそのようなことが多くなっております。
兼倉は馬鹿だね、と思ってもらえたら本望です。