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お返事です・その84

Rieさま

きゃあRieさまようこそお越しくださいました!
お待ちしておりました!
あ、いつものこれを…つ[麦茶]<まだまだ暑い日が続きますね…

>筋金入りの嫉妬深さですね。でも、夫を待つところはいじらしい。

ところどころ脚色はあると思いますが、それでも彼女の記述は他と比べても異彩を放っているように思います。
書物で残すほど、彼女の嫉妬というのはその影響も意味も大きなものだったということでしょうか。
なお、実は今回はちょっといつもよりも濃いめの考察を予定しています。
いつもは内容を見るのを主に行っていますが、今回は内容をさらった後に、少し当時の状況や解釈についても見てみる予定です。
万葉集の歌は本当にいじらしいという言葉がぴったりですね。
本当の磐姫はどんな人物だったのか本当に気になります。

>兼倉さんはスセリビメのことにも触れられていますが、嫉妬深いって、なんだか見逃せない気がします。何かがその下に隠れているような。体制の思惑が隠したものがあるんじゃないか…。

妄想魂がうずきますよね(笑)
スセリビメに関してもいろんな考察をしている本を読んでますが、やはり古事記の作者としての意図を深読みするべきポイントの一つと思います。
大国主は多くの妻と子を持ちますが、唯一この正妃スセリビメとの間には子の存在が一人たりとも記録として残っていない(産まれなかった?)のも気になるところです。
古事記を読めば読むほどその中の神々や人物以上に、古事記を記した人物自身(太安万侶??稗田阿礼??全然別の人物かも??複数かも??)の存在が私の中で大きくなってきます。
一体どんな人物だったのか…。
どんな気持ちで書き残したのか…。
どんな人生を歩んだのか…。
古事記を書くことが、この人物個人にどんな意味を持ったのか…。
などなど。
こんな妄想ばっかりで毎日楽しく生きています(笑)

>私信受け取りました。がっちりと。

>稚があっさり科戸を捨て置くそっけなさが素敵です!
>新しい扉は開かれてしまった…!


ぎゃあ!いろいろと調子に乗ってしまってスミマセン!
口調とかいろいろ間違ってそうな予感がヒシヒシと…。(気にすべきはそこじゃない)
ちーさまは科戸を信頼しているのです!
月代の元できっとりっぱにおとりの役を果たしてくれると!

「科戸王なら心配はいらない。早く狭也を助けにいこう」(byち)

がんばれ科戸!
でも月代の魔の手に落ちて苦しむ君も見たい!(本音)

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・ 最後の輝の大御神降臨の場面

輝:『そなたたちの苦労にむくいたいが、(略)…月代は?』
月:「わたしは、…科戸王を賜りたいと思います」
科:「おい、何を戯けたことを。さっさと姉と一緒に…」
輝:『かなえてとらそう』
科:「…は?」
照:「最後までちがう道を選ぶのだね、しようのない弟」
月:「申し訳ありません、姉上」
科:「待て、何を勝手に進めている」
月:「さあ科戸、さっそく我らの新居へ。ではな、みなのもの」
稚:「いつまでも、お変わりなく」
科:「待て!おい、稚羽矢!きさま見捨てるつもりか!」
月:「科戸…昔の男のことなどわたしが忘れさせてやるよ」
科:「そういう意味ではない!ばかもの!」
月:「わかっているよ、おまえがいつだってわたし一筋ということくらい」
科:「だまれ!きさまとはもう話さん。狭也、そなたからも何か…」
狭:「いつまでもお変わりなく」
科:「狭也!?」
月:「ありがとう、狭也。では行こう科戸」
科:「うわ!は、離せえぇぇぇ…」
狭:「…行ってしまわれたわね」
稚:「兄上は、最後まで科戸を見ていた」
狭:「ええ。きっとお二方ともお幸せになれるわね」
稚:「ああ、きっと」

空色勾玉(完結)

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パタン、ガチャリ。(新たな扉を閉めて施錠も行った音)

楽しかったです。(兼倉!?)