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自分へのプレゼント

この間の誕生日に自分への誕生日プレゼントとして購入した本が届きました。



続日本紀(上・中・下)・日本後紀(上・中・下)・ありをりはべり・僕と彼女の×××・聖☆おにいさん

本がある幸せを存分にかみ締めています。

ちなみに、続日本紀は奈良時代、日本後紀は平安時代初期のことを書いた歴史書です。
日本書紀に続く国史の第二弾と第三弾です!
これでとりあえず勾玉三部作の歴史はコンプリできた感じです。
日本後紀をちら読みしてましたが、さすが「六国史の中でも批判精神を堅持したものとして異色でる」といわれるだけあって凄く面白いです。
天皇といえども批判するところはきっちり批判している。
褒めるところは客観的にきちんと認めて褒めている。
例えば平城天皇(安殿)の初っ端の記述

本日、大同と改元したが、礼に反している(年が改まらないうちに改元すること)。君主が位について年が改まった後に改元するのは、臣下が一年のうちに二君を戴く事態になることに耐えがたいからである。(中略)古典を参照すれば、失(しつ)と言うべきである。

初っ端から失敗認定!
この日本後紀の編纂を行った人物たちの中で最も中心的であったといわれるのが藤原緒嗣(ふじわらのおつぐ)です。
年代的には阿高や鈴たちと同じくらい(阿高よりひとつかふたつ上くらいかな?)で、業績としては桓武天皇の「蝦夷平定」と「平安京の建設」という二大事業をやめさせた人として有名です。(なので平安京は未完成の都となったとも云われていますが、この辺りはちょっとどう評価すべきか分かりません)
リサトの願いを直接叶えてくれた人といってもいいかもしれませんね。
政治家としても非常に評価の高い人のようで、歴代天皇(桓武・平城・嵯峨・淳和)にはとても信頼されていたようです。
もともと父親の藤原百川(雄田麻呂)が桓武天皇の擁立にかなり貢献した人で、桓武天皇はその恩もあって息子の緒嗣をかなり早い段階から優遇していたようです。
しかし緒嗣はそういう一歩間違えばエコ贔屓状態に驕ることなく、才能や実力もきちんと持っていた人物とのこと。
そういう緒嗣だったからこそ編纂することが出来た日本後紀だったのかもしれないと思いながら読んでいると、俄然藤原緒嗣という人物に興味が湧いてしまいました!
緒嗣格好いいなぁ!!!
緒嗣が出てくる小説でも探してみようか・・・。
お薦めがあったら是非ご一報ください!