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重要キーワード

続きを書く前にひとつだけ。
聞いてください!
いろいろ読み返していたら私、凄く重要なことに気づいてしまったかもしれない!
とりあえず重要部分を以下に引用します。

阿高は、ややあきれたように苑上の顔を見た。
「おまえってやつは、妙なところでおもいきりがいいな」
「そう?」
自分をかえりみて、苑上はいった。
「たぶん、わたくしは、皇の闇ほどにはあなたが怖くないの。あなたは自分が怖いのでしょうけど」
変なやつだ」(文庫下p.199)


これ、阿高が自分を表すのに使ってた言葉と同じじゃないですか。
前回部分で阿高が自嘲気味に言ってたやつです。

阿高はうなずき、少しゆがんだ顔でほほえんだ。
「ああ。いつかは・・・・・・・つれて帰ってほしい。ごめん」
「何がごめんなんだ」
「おれがこんなに変なやつで。(後略)」(文庫上p.321~322)


なんということだ!
同じ表現をしているというのは凄く重要な気がします!
阿高は無意識かもしれませんが、無意識にでも苑上が自分と近い性質を持っていると察しかけているんじゃないのかこれは!と思いました。
少なくとも、今まで阿高のそばにいた人たちとは違うと思っているような気がします。
なお、阿高が苑上を「変なやつ」と表現しているところはこの前にも一箇所ありますが、そっちは少し意味が違うかなと思って引用しませんでした。
とりあえず、ここは私の妄想メモの中で赤ペンで線を引いて花丸をつけておくことにします。
今回はいつもより丁寧に読み返しているお陰で、いろんな発見ができました。
読み返しはやっぱり重要な萌え活動ですね。





分かってるよ!
完璧に自己満足だって分かってるよ!


・・・考察もどきの続きは後ほど投稿します。