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お返事です!※追加※

刻一刻と新年に近づいていくことに無意味に緊張している兼倉です!
このドキドキ感の正体は一体なんなのか・・・。

りんこさん

>最近ブログで古事記を読みながらあらすじまとめたりしているわけですが 
>あれっと思ったらこちらに来ると 
>ちゃんとそのことについて兼倉さんが語っていらっしゃるという
>あらためましてありがとうございます


私もりんこさんの古事記記事とても楽しく拝見させていただいております!
このサイト運営初期には古事記についてまとまった記事を書く方がオギワラーの方には見つけられなかったので、りんこさんが古事記の記事を書いてくださってすごくすごく嬉しくて堪りません。
画面の向こうで「同志!同志!」と鼻息荒くしております。
古事記に関する記事のまとめ記事もありがたいです!分かりやすいです!
「何度読んでも…」の記事にも大きく頷いてました。
私も名前が覚えられません……長すぎるし今の感性と離れているし、何より多すぎて(涙)
でも、登場人物が多いということも、きっと古事記には大事なことなんでしょうね。
古事記は基本的に「古いほど良い(時間的価値)」「大きい・長いほど良い(空間的価値)」「多いほど良い(数量的価値)」などという実は非常に分かりやすい価値観にのっとって書かれているようです。
分かりやすいのか、分かりにくいのか。
また、みすまるに関して確認してみたら、りんこさんがご指摘なさっていたとおり本文では初めのアマテラス武装シーンでみすまる(原文:美須麻流)と書かれているみたいでした。

>以前しっかり読ませていただいたはずなのに、
>なにぶん残念な記憶力なので
>失礼な言い方になってしまったら申し訳ありませんが
>古事記を読みながら古代史語りを読ませていただくとますます楽しめます


うわああああ!すごく、すごくうれしいです!
時を越えて、今のりんこさんのお役に立てているなんて、こんなにうれしいことはありません。
古事記語り、やってよかったです。
そういえば、読み返していて肝心要の疑問に触れてなかったことに気づきました。
以前折角天孫降臨の記事を書いたのに、「国譲りは出雲だったのに、天孫降臨は日向なのはなぜなのか」という一番面白そうな話題を私はスルーしてしまっていた!何てことでしょう!
折角なので、ここでちょっとだけ触れておきます。

私が詠んだいろんな本では様々な説が紹介されていましたが、私がグッときた二つの説をご紹介いたします。

日向というのは南九州地域をさしています。
現在の鹿児島県というよりは、もっとひろく九州の南側の地域という理解が適していると思います。
その地域は当時まだ大和に服従しきっていない熊襲や隼人の民が住んでいて、日向の高千穂は大和の支配地域と熊襲・隼人の地域のちょうど境にあたります。
ここで、りんこさんご存知ですか?
実は、「日向」という地名はこの天孫降臨のお話よりも、もっともっと前に一度でてきているんです。
そうです!あの、イザナキが黄泉から帰ってきて禊をしたのがこの日向の地です!
この禊でアマテラス・ツクヨミ・スサノオの三貴子が生まれましたね。

ニニギはアマテラスの再演であり、降臨は再誕生

としての性格があるのではないか、というのが一つ目の説です。
この説は山田永さんが述べておられます。

もう一つの説は

後に控える神武東征のために、西の端に天降る必要があった

というものです。
始めに書いた通り、日向は大和が支配している地域の中で西の端です。
そこから初代天皇である神武天皇が東へ侵攻して中央としての畿内に鎮座するという話に繋げていくために、ニニギは日向に天降る必要があったというわけです。
これは三浦祐行さんが西郷信綱さんの説としてご自身の著書で紹介されています。

古事記の物語は私たちが普段馴染んでいる物語と違って、初めに結果(現在)が存在し、そこからさかのぼって神話を構成しています。(古いほど良いのでどんどん古い話が付け加わっていった可能性がある)
それゆえ、後の話のつじつまを合わせるための仕掛けがかなり早い段階から施されています。
それらはその神話だけ読むとまったく意味をなさないものですが、古事記全体からみると驚くほど深い意味を持っていたりします。

また、これら二つの説は一見まったく別の視点のように見えますが、神武東征を見越してイザナキの禊の場を日向としていたとしたら、かなり壮大な古事記編纂者の目論見として一つの論にまとまりそうな気がしますし、おそらくそれが正しいのではないかと私は個人的に妄想しています。
古事記はとても昔の話で、今と違っていろいろつじつまが合わなかったり展開が突飛であるように思えますが、全体をとおして読んでみると今の物語に引けを取らない壮大な伏線と高い完成度をもっているようにも思えます。
私もまだまだ分からないことだらけなので、今後も古事記に関しては随時興味を持っていきたいと思います!

>ここでお願いです、
>国譲りの第二の使者の鳴女ちゃんの記事が語りページのリンクの中にないので
>是非とも続きもリンクしてください、
>お手すきのときに気が向いたら…


あああ!スミマセンでした。
当初は、ひとつ前の記事でも書いていた「鳴女ちゃんの補足」の記事を書いたらまとめてリンクをはるつもりでいたのですが、一気に隼人の方へと転がり落ちるように脳内が浸食されてしまった結果このような事態に(言い訳)
昨日の夜早速リンクを繋げましたので、ご活用いただけましたら幸いです。
教えていただいて本当によかったです。
本当にまったく失念していて・・・(焦)

>決して決して、
>わたしが見やすいようにという私利私欲ではなく、
>今後兼倉さんの語りを楽しむ方々が
>せっかくの鳴女ちゃんについての語りを見逃さないようにですよ~~~~~


きっと私の語りをいまだに見て下さっているのはりんこさんだけですよ!
本当にありがたいです。
私利私欲と言っていただけることの嬉しさよ!
ちょっとでもりんこさんの利や欲に適っていることを願って!!
今後りんこさんがサイトで書いておられることに勝手にのっかることがあるかもしれませんが、どうかお許しください。

コメントありがとうございました!
久しぶりに古事記についてちょっとだけ書けて楽しかったです。
日向の場所の理由や鳴女ちゃんのことは、いつかちゃんと記事にしたいですね。


追加

りんこさんスミマセン!
今日コメント頂いていたのに気づかず昨日のコメントにだけ返信してました!
というわけで、以下追加の返信です。

りんこさん
>お仕事お疲れ様です。 
>わたしのために早速のリンクありがとうございます。
>あ、本音もれちゃったよ…


このサイトはコメントを下さったり拍手を下さったりする方々の動向に著しく左右されるサイトです!(言っちゃった!)
私の情熱中心ですが、一緒に楽しんでいただけることが何よりその情熱に大きな力を与えてくれるのです。
仕事の疲れなど、コメント一言、拍手ひとつで雲散霧消します!
今後ともぜひよろしくお願いします!


明日は久しぶりに何の予定も入れていない休日なので、大掃除の準備をしつつ、のんびり過ごそうと思います。

とりいそぎ!

りんこさん、コメントありがとうございました!
すごく、すごく嬉しかったです!
お返事後程必ず!!(今日も仕事なのに夜更かし・・・)
とりいそぎ、鳴女ちゃんのページをリンクしました。
そして、さらっと読み返して思い出しましたが、 次はキジの鳴女ちゃんから読み取れることをちょっとだけ補足として書いてみます。 とか書いていたのに書いてませんでしたね・・・(痛恨)
直後に隼人話を書くことになって頭から吹っ飛んでしまったという・・・。
複数のことを同時に考えられない頭なのがモロバレです。
書こうと思っていたのは、最後の(きぎし)のひた使(つか)ひ(行くだけ行って帰ってこない)」という当時のことわざについてのこととか、キジの鳴き声のこととかでした。
鳴き声に関してちょっとだけ。
キジの鳴き声は、オスは「ケーン」と鳴きますね。
これはメスに求愛する時が多いようです。
一方、メスの鳴き声はよく分かりませんが(私が聞いたことが無い)、子どもを危険から守るために大きな声で鳴くようです。
例えば近くに天敵がいるときなど、自分が目立って敵の目を子どもから逸らすためなど。
このことを考えると、鳴女ちゃんの役目からも、オスではなくメスの鳴女ちゃん抜擢は理にかなっているのではなかろうか!と、当時考えていたのでした。
きちんと補足の記事を書く時にもう少し詳しく調べて書いてみようと思います。
それではまた後程!

お返事です!

今年も残すところあと半月ですね。
思い残したことはたくさんありますが、来年も負けずに走りぬこうと思います。

りえさん

>喜んでいただけて、よかったです! やった!

喜びだけでは到底終わらない興奮と感情の高まりに私は打ち震えております。
人によっていろんな捉え方があるものではありますが、それをきちんと文章で論理的にまとめておられるのは素晴らしいです。
あと、科戸の説明が何一ついいとこなしなところも私の科戸への愛を高ぶらせてくれます。(歪み)
本当にありがとうございました!!
りんこさん
>なんと!わたしの情熱は完璧に兼倉さんに把握されておる

把握できていましたか!やった!(にやり)

>女神からのすばらしき賜り物羨ましい限りです。
>目次を舐めるように眺めてしまいました。


世にも素晴らしき賜りものでございました。
これを書かれた方々一人ひとりと酒を酌み交わしながら語り合わねばならない義務感を感じました。
一つの作品を読み込むことの楽しさ、面白さ、深さ、充実感、いろんな気持ちになりました。
本当に興味深い本です!
創作に反映できたらいいな(小声)



この土日は友達と島根の有福温泉に行ってきました!
なぜってそれは夜神楽が見たかったから!!
一年前から楽しみにしていたんですよ!(※年に一度温泉に行く約束をしているので、旅行中に翌年の相談もしてしまうのです)
石見神楽の夜神楽最高でしたああああ!!
隔てるものが全くない状況で、観客の我々が座っている畳のそのすぐ先に笛や太鼓や舞手の方々がいるんです。
舞手の呼吸が聞こえるほどの近さで、大蛇の体がこすれるほどの近さで、大蛇が私を甘噛みするほどの近さで!(至福)
今まで観賞した石見神楽の中でここまで近かったことはありませんでした。
私を甘噛みしてくれた大蛇が愛しくなりすぎて、スサノオに切り取られる瞬間は悲しみで握りしめた手に爪が食い込んで「ああっ」と思わず漏らすほど。(こんな経験は初めてだ)
ちなみに一緒に行った友達は始めは「兼倉さんはホント神楽好きだね(呆れ)」みたいな感じだったのに、観終わった後は舞手の高校生二人(イケメン)に惚れ込み「ここはまた来なければいけない(義務感)」と言っていました。
帰りの車の中で2時間はイケメン高校生について語ってました。(来年結婚決まってる女すら虜にする石見神楽の罪深さ)

うちのサイトにいらっしゃる方々は島根と言えば出雲、玉造温泉、という方が多いと思いますが、機会があればもう少し足を延ばして石見の温泉にも行って見られることをお勧めします。
石見ではいろんな温泉で毎週土曜日や連休に夜神楽をしています。
大事なことなのでもう一度書きます。
夜神楽は、最高です。
笛の音や太鼓の音の振動、舞手の激しく動いた時の風圧、小ぢんまりした舞台と程よい数の観客の一体感。
何もかもがここでしか味わえないものです。
特に必要な資格なんかありません。
土曜の夜に、温泉に入りに来ればいいだけです。
出雲がお好きな方、石見もいいですよ!
ぜひご一考ください。

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