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東北に行ってきました(二日目)

東北旅行レポ二日目です。
初日はこちらです。

<11月2日東北旅行二日目>
さて東北旅行二日目は、初めに家持さんの歌碑を見にいきました。





好天に恵まれていることが、石碑に映る青空からもお分かり頂けるでしょう。
東北は我々を歓迎してくれている!感動した!楽天ファンになろうかな!(野球)

この好天に後押しされて、日本三景の一つ「松島」へ!
ちなみに他の京都府北部の「天橋立」広島県南西部の「厳島(宮島)」は共に訪れたことがあるので、私にとっては最後に残された日本の絶景!
りえさんのご厚意によりこれですべてコンプリート出来ることに!フォウ!フォウ!(大興奮)







写真がしょぼいのは撮影者(私)の技術のせいです。
真っ青な空と凪いだ海に浮かぶ大小さまざまな島は、日本海の荒波を見て育った私には本当に同じ海の風景なのかと思うほど全く違って見えました。
広島の瀬戸内海もそうですが、すぐ近くに島がたくさん見える海の風景は、見渡す限りの海という風景よりも何か大きな存在を強く感じさせるような気がします。
神様の箱庭とか、巨人の足跡とか、近くて遠い、知ってそうで知らない、とても不可思議な気持ちになりました。

さらに、近くにあった国宝「瑞巌寺(ずいがんじ)」にも行ってきました。





ちょうど改修工事中で、普段は見られないものが公開されていました。
それは、伊達政宗公のご位牌(など)!



※これは二代目藩主忠宗公のご位牌





これを逃すともう生きているうちには二度と見ることは出来ない貴重なものが見られました。
狙って行ったわけではなかったので、まさに奇跡的な出来事でした。
また、政宗の正妻「愛姫(めごひめ)」についてもりえさんから二人の夫婦愛のお話が聞けたので、私は今後愛姫に興味関心を持っていこうと思います。

日本三景松島を堪能して、ついにいよいよ今回のメイン「多賀城跡」へ。









ここが!
阿高と藤太が、自分たちは別々の人間だったんだと改めて自覚した場所!
阿高がニイモレとリサトのことを胸に刻んで生きていくことを誓った場所!
阿高が大きな力と立ち向かうこと、藤太が阿高を必ず武蔵に連れて帰ることを決意した場所!
……正確には、二人は馬に乗って遠出しているので、まさにここというわけではないのですが、まあ普段鳥取県から思いを馳せているしかなかった私にとっては、些細なことです。(言い切った)
薄紅的なこと以外にも、古代東北の歴史を考える上では非常に重要な史跡でもありますし、興奮しないでいろという方が無理な話ですね!

青空のもと、りえさんと、娘さんと、私の三人で古代に思いを馳せた大変貴重で思い出深い時間を過ごすことができました。
この後東北歴史博物館(偶然にも無料開放日)に行ってさらに詳しい歴史にも触れ、私は当然のように図録を購入(図録マニア)。


あっという間の東北旅行は大変充実した素晴らしいものとなりました。
改めまして、りえさん、娘さんのお二人には、心より感謝申し上げます。
お二人のおかげで私の薄紅史跡めぐり@東北旅行はこれ以上ないほど充実した内容となりました。
いろいろご迷惑をおかけしたところが多く、その点深くお詫び申し上げます。
お許しいただけるのであれば、またお二人と別の史跡旅行にも行ってみたいです。

<おまけ>
帰りの新幹線の中で、駅弁!




旅行好きの友達に教わった駅弁の楽しさに取りつかれてしまい、列車で旅をするときは必ず駅弁を買ってしまう人となりました。
東北の幸が堪能できる充実&感動のお弁当でした!
東北再訪の機会があったらまた食べたいです!
さらにデザートはこれです。



ずんだ大福!(ファミマで購入)
大学時代に宮城県出身の友達がお土産に買ってきてくれたずんだ餅に惚れ込み、その後毎年リクエストするほどになっていました。
大学卒業後はなかなか食べる機会に恵まれず、今回久しぶりの再会!(大福だけど)
思い出深い、懐かしい味でした。
期間限定でもいいから全国販売してもらえないものか……(夢)

これにて、東北旅行レポを終わります。
途中惜しくも割愛してしまっているりえさんとのいろんな会話や出来事などもありますが、すべて含めて東北旅行は最高に楽しかったです!
今後旅行をお考えの方や、薄紅ファンの方にはぜひともおススメしたいです。
最後に、りえさん、娘さん、そして東北で出会ったいろいろなお方々、本当にありがとうございました!

東北に行ってきました(初日)

まずはお返事!
りんこさん>熱き旅行レポート、楽しみに待っています
励ましのお言葉ありがとうございます!
早速始めます!

11月2~3日にかけて、宮城県と岩手県に行ってきたので、自分の備忘録として簡単に記録を残しておこうと思います。

<11月1日夜行列車にて出鳥>(※鳥取を出ることを「出鳥(しゅっちょう)」帰ってくることを「帰鳥(きちょう)」県外の人が鳥取にやって来ることを「来鳥(らいちょう)」という慣習があります)
サンライズ出雲にてドキドキの東北旅行へ出発です。
気合を入れてちょっと高いシングルの切符を取りました!(このワクワクっぷり)

<11月2日東北旅行一日目>

切符を激写。
切符の写真を撮るという行動から抑えきれない興奮状態がにじみ出ています。
東北新幹線「こまち」にて仙台を経由して、多賀城最寄駅の「多賀城駅」へ。
駅に到着した私は己の興奮にまかせるまま、駅の建物や周辺を激写しまくりながら、りえさんを待っていました。
ちなみに↓これも駅で撮影。


家持さんが!!!
見つけるまで存在を完全に忘れていました。
そうでした、多賀城は家持さん最期の場所でした。
今回は薄紅天女関連史跡旅行の気持ちが強くてモゴモゴ(言い訳)
家持さんは種々の偉人たちと違って死後までいろいろあるので、いまいち多賀城の「最後」とか「最期」のイメージが薄くなっています(私の中で)。
折角だから、いつか家持さんが死後に島流しになった島根県の隠岐の島にも行ってみたいですね!(関連史跡があるのかどうかは知らないのですが)

その後りえさんや娘さんと合流して一路岩手県の「達谷窟(たっこくのいわや)」へ。





切り立った崖に埋まるようにして建てられた毘沙門堂。
鳥取県民の私としては三徳山(みとくさん)の投げ入れ堂を思い出しました。
※参考画像(ウィキペディアより)

※投げ入れ堂は非常に危険な場所にあるので個人で登ることは禁止されていた気がします。
※また、季節によっては登ること自体が禁止されていたはずなので、もし行ってみたいとお考えの方がおられましたらご注意ください。






阿高がアベウチフチに初めて面会した岩屋はこんな場所だったかもしれないと思うと胸が熱くなります!(毘沙門堂は蝦夷とは関係ありませんが、場所、ということで)

それにしても、ここの岩壁は非常にもろそうに見えます。





こんなもろい岩を崩れないようにいろいろ工夫して、千数百年も持ちこたえさせているのかと思ったら驚きです。
毘沙門堂自体は火事で何度か焼けているようですが、仏像は火事の際に持ち出したりしているのでそれなりの年月を経たもののようです。
毘沙門堂内は厳かな雰囲気に包まれていました。(堂内は撮影禁止でした)

ここで阿高は蝦夷と大和の狭間で苦悩していたかもしれない……(静かに興奮)


大狼になって暴れ狂う阿高まで妄想し終えたところで、次はりえさんのご厚意によるご提案により、中尊寺金色堂を見に行くことに。
私には人生初の金色堂!!!
実はちょっと前の「100分de名著」の「おくのほそ道」を試聴していた私。
奥州藤原氏の盛衰を「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠んだ芭蕉が、「五月雨の 降り残してや 光堂(ひかりどう)」と詠んだというエピソードが紹介されていて、ものすごく感動していたのでした。(※本当にこの順番で詠まれたのかどうかは分かりませんが、おくのほそ道ではこの順で掲載されているようです)
諸行無常は世の常だけれど、そんな中からほんのわずかに後世に残っていく(残されていく)ものがあるというのは、やはり歴史好きになって日が浅い私といえども心を動かされずにはいられないわけです。



中尊寺では今まさに紅葉真っ盛りで、三連休の中日ということもあってかたくさんの人でにぎわっていました。
また、途中では神楽も行われていて、とても珍しいものを見ることができてとても充実していました。



金色堂自体は撮影禁止でしたが、名前の通りそのすべてを光に覆われた姿に私は言葉を失いました。
これが、奥州藤原氏の栄華の痕跡……芭蕉が光堂と詠んだ姿……小学生の時に社会で習った国宝……まさか、まさか本物を見られる日がこようとは……(震)
感動の勢いで図録を2冊、キーホルダー1つを購入し、大変楽しい一日となりました。


さて、長くなったので、翌日のレポは次の記事に回します。
次は家持さんの歌碑、松島、多賀城に行きます。

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コメント一覧

未承認
2024/06/29 22:07 未承認
Re:当サイトは11歳になりました
2021/12/09 20:35 兼倉(管理人)
Re:当サイトは11歳になりました
2021/11/27 12:01 りえ
Re:お返事です!
2021/05/09 13:07 兼倉(管理人)
Re:お返事です!
2021/05/03 11:50 mikayasi