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日向神話~山幸彦の綿津見の宮訪問~前編

アルプス山脈の動植物相の保護活動を行う財団への支援。ロレックス スーパーコピー新色“パイングリーン”文字盤を備えた、ショパール「アルパイン イーグル」

2023年の新作としてショパールのスポーツシックな「アルパイン イーグル」コレクションに、新色“パイングリーン”の文字盤を備えた41mm径の2モデルが加わります。極めて高い耐久性に見事な輝きを放つショパール独自のルーセントスティール™製、および18Kエシカルローズゴールド製のタイムピースは、クロノメーター認定を取得した精度を誇るムーブメント「Chopard 01.01-C」を搭載しています。

アルプスの動植物相の保護に関するメゾンのコミットメントの一環として、このモデルの売上の一部が、レマン湖の畔にオジロワシの再導入プロジェクトを実現したアルパイン・イーグル・ファウンデーションに寄付されます。

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視認性と美を兼ね備えたグリーン文字盤

「アルパイン イーグル コレクション」の文字盤に新たなカラーが登場しました。“パイングリーン”は、アレッチブルー、ベルニナグレー、ピッチブラックと同様に、アルプスのビオトープの美を構築する自然の色彩から着想を得ており、雪解けによってグレーグリーンの植物が姿を現し、暖かい季節に山を覆う森を想起させます。

 イーグルの目を彷彿とさせるサンバーストモチーフがあしらわれたこの文字盤上では、時、分、秒表示がエレガントなコントラストをもたらし、暗闇でも時刻を読み取ることができるスーパールミノバ® グレード X1を塗布したロジウムまたはゴールド仕上げのインデックスと針が視認性を高めています。4時30分位置のカレンダーは、文字盤と調和したグリーンを背景に持つディスク上で日付を明確に表示し、この上なく控え目に全体のバランスを保っています。


サステナブルな素材

 2019年のコレクション発表以来、「アルパイン イーグル」は常にサステナブル・ラグジュアリーの向上という目的を追求した素材選択によって、他社と一線を画してきました。この新作モデルに備わる外径41mmのラージケースは、ルーセントスティールで製作された最初のバージョンが用意されています。マニュファクチュールがコミットするエシカルなアプローチを遵守したショパール独自のメタルは、80%のリサイクル素材を使用し、抗アレルギー性の成分によってサージカルスティールに匹敵した特性を示し、高い互換性を持っています。ビッカース硬さ223の耐久性を持つこの合金は、一般的なステンレススティールの1.5倍の磨耗耐性を備え、優れた硬度を誇ります。また、極めて均質な結晶構造を持つ清らかさが独特の光の反射を生み出します。

 2つ目のモデルは、18Kローズゴールド製のタイムピースです。「アルパイン イーグル」に使用されるファインゴールドは、2018年7月以降に製造されたすべてのショパール製ウォッチ&ジュエリーと同様に100%エシカルです。数十年も前から専用の貴金属鋳造アトリエを所有する稀有なマニュファクチュールであるショパールは、バリュー・チェーンを管理するユニークなポジションを築き、より合理的な世界を反映したクリエイションを提供しています。

CHOPARD(ショパール) 2023新作 アルプス山脈の動植物相の保護活動を行う財団への支援。新色“パイングリーン”文字盤を備えた、ショパール「アルパイン イーグル」
メカニカルプレシジョン

 マニュファクチュールの認定精度に関するコミットメントに忠実な「アルパイン イーグル」に搭載され、サファイアクリスタルのシースルーバック越しに姿を覗かせる自動巻きムーブメント「Chopard 01.01-C」は、自社の工房で開発され、スイス公式クロノメーター検定局(COSC)の認定を受けています。文字盤に刻まれた文字“Chronometer”が、その卓越したラベルを物語っています。

 ムーブメントが完全に巻き上げられると60時間のパワーリザーブを確保します。精度の最高規格をクリアするという飽くなき目標において、時計職人たちはこのムーブメントにストップセコンド機能も搭載し、秒単位の正確な時刻調整を可能としています。


アルパイン イーグル コレクション

 3世代にわたるショイフレファミリーの男たちの情熱から誕生した「アルパイン イーグル コレクション」は、1970年代末にカール‐フリードリッヒ・ショイフレ(ショパール現共同社長)が考案した初のクリエイションである「サンモリッツ」に、現代的な解釈が加味されています。

 ピュアで端正なデザインが魅力の同コレクションは、大自然の力強いインスピレーションを宿し、コレクションの背景にあるヘリテージにさらなる豊かさを添えます。立体的でスタイリッシュなサイドを備えたラウンド型ケース、コンパスローズが刻まれたリューズ、8本の機能的なスクリューを配したベゼル、ディープな色合いのテクスチャーにルミノバを塗布したインデックスをあしらった文字盤、一体型メタルブレスレットなど、「アルパイン イーグル」はコンテンポラリーを極めた上品なエレガンスを体現しています。

 独立したメゾンであり、さまざまな職種をひとつ屋根の下に統合させたショパールは、コレクションの製造から組立、さらにはムーブメントやブレスレット、ケースの部品の製造など、全工程を自社の工房で行っています。


アルパイン・イーグル・ファウンデーションへの直接支援

 メゾン ショパールはその歴史において常に、クリエイションの成功と公共利益を向上させるためのコミットメントを結びつけてきました。同じ名称を持つ財団の活動をサポートする「アルパイン イーグル コレクション」もその例外ではありません。カール-フリードリッヒ・ショイフレ、ジャック=オリヴィエ・トラヴェール、ロナルド・メンゼルらが2019年のコレクション発表と同時に共同設立したこの非営利組織は、アルプスのビオトープの重要性、美、儚さについて広く理解を深めてもらうことを目的とした、革新的かつ学際的な環境プロジェクトを担っています。

 アルプスの力強さにインスピレーションを得た美を漂わせる2本の新作モデルが発表され、カール-フリードリッヒ・ショイフレは売上の一部を財団のプロジェクト支援のために寄付することを表明しました。ショパール共同社長、そしてアルパイン・イーグル・ファウンデーション共同設立者は次のように説明します。「私自身もハイキングやスキーを楽しみ、思考を巡らせ、インスピレーションや安らぎを得られる山の静寂をとても気に入っています。こうした環境の保護は私たちにとって最重であり、“アルパイン イーグル”ウォッチの美が、コレクションのインスピレーション源である自然にオマージュを捧げ、この儚い生態系保全のための具体的な支援へと繋がることを心から誇りに思います。」

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アルパイン イーグル
Ref.298600-3014
ケース径:41.0mm
ケース厚:9.7mm
ロレックス コピーケース素材:ルーセントスティール™
ストラップ:ルーセントスティール™、サイドにサテン仕上げを施したラージリンク、ポリッシュ仕上げのセンターキャップ、トリプルフォールディングバックル
防水性:100m
ムーブメント:自動巻き、Cal.Chopard 01.01-C、60時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、31石
仕様:時・分・秒表示、4時30分位置に日付表示窓、ストップセコンド機能、イーグルの虹彩に着想を得たサンバーストモチーフを型打ちしたブラス製PVDコーティングによる“パイングリーン”カラー文字盤、イーグルのフェザー型カウンターウェイト付き、COSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定

日向神話~海幸彦と山幸彦の仲違い~

海幸彦と山幸彦のお話です!
それではさっそく本文です!

(かれ)()照命(でりのみこと)は、(うみ)さち毘古(びこ)として、(はた)広物(ひろもの)(はた)()(もの)を取り、火遠理(ほをり)命は、(やま)さち毘古(びこ)として、毛のあら物・毛の柔物(にこもの)を取りき。

まず始めに人物紹介です!
<海幸彦とは>
火照(ほでり)命のことです。
ニニギ様とコノハナノサクヤ姫の第一子です。
海で漁をして幸を得ていたので海幸彦と呼ばれています。
<山幸彦とは>
火遠里(ほをり)命のことです。
ニニギ様とコノハナノサクヤ姫の第三子で、火照(ほでり)命の二人目の弟です。
山で狩りをして幸を得ていたので山幸彦と呼ばれています。

因みに第二子の火須勢理(ほすせり)命は話には登場しません。
日本書紀には名前すらない謎の存在です。

そして続いて用語解説!
(はた)広物(ひろもの)(はた)()(もの)・・・ヒレの広い魚や狭い魚
※ヒレの大きさは魚そのものの大きさにも比例します。つまり大きい魚や小さい魚という意味です
・毛のあら物・毛の柔物(にこもの)・・・毛の荒い(固い)獣や毛の柔らかい獣
※これも同様に毛が荒い(固い)獣は大きな獣(猪や熊など)で、柔らかい獣は小さい獣(兎やキツネなど)を表していると思います。つまりさまざまな獣という意味です。

対句のような表現ですね。
更に古事記の特徴として、「ものの全体を表現せずに一部のみを描写する」という特徴があります。
以前、スサノヲがクシナダ姫のために立てた宮を「垣根の立派な宮殿」という表現をしていたのを覚えておられますか?
垣根が立派な宮とは、もちろん垣根だけが立派なんてことはありませんよね。
垣根が立派な宮、その本命の宮の方はどれほど立派なことか。
古事記はそれを聞く・読む側にどうすればより内容が伝わりやすいか、とても細かな配慮(仕掛け)を行っていますね!

さて、本文ですが、兄弟は普段は海と山に分かれてそれぞれ漁と狩りをしていたようです。
そんなある日、弟の山幸彦が思いつきました。
山「兄さん!兄さん!おれいいこと思いついた!」

(しか)くして、火遠理(ほをり)命、その()()(でり)命に()はく、

(おのおの)さちを(あい)()へて(もち)ゐむと(おも)ふ」

といひて、()(たび)()へども、(ホデリは)許さず。
(しか)れども、(つひ)にわずかに(あい)()ふることを得たり。

山「兄さん、おれたちたまには獲物を交換してみたらどうだろう」
海「いやだよ。なんでおれが山に行かなきゃいけないんだ」
山「いいじゃないか、ちょっとだけ」
海「やだったら、やだ」
山「お願いお願い」
海「いいかげんしつこいぞ、おまえ」
山「一回だけでいいからさ、ね、ね、ね?」
海「あーもう!一回だけだからな!」

基本的にきょうだいは下には弱いものだよね!(そうじゃないきょうだいもあるかもしれませんが)
最初は渋っていた海幸彦でしたが、結局弟のおねだり(?)に屈してしぶしぶ交換してくれました。
兄から釣り針を借りた山幸彦は意気揚々と海へ向かいます。
山「よし!これで大物を釣りまくるぞ!」

(しか)くして、火遠理命、海さちを(もち)(うを)()るに、(かつ)て一つの(うを)も得ず。
また、その()を海に(うしな)ひき。

山「あ~あ、全然釣れないじゃん。しかも兄さんの釣り針もなくしちゃうし、最悪だな」
最悪なのはおまえだよ、このおバカ!というのは私の個人的な感情ですが。
それにしても人から借りたものを無くすなんて・・・。
山幸彦はちょっとおっちょこちょいすぎますね。

ここに、その()()(でり)命、その()()ひて()ひしく、

「山さちも(おの)がさちさち、海さちも己がさちさち。今は(おのおの)さちを(かへ)さむとおもふ」

といひし時に、その(おと)火遠理(ほをり)命の(こた)へて()ひしく、

(なむち)()は、(うを)()りしに、一つの魚も得ずして、(つひ)に海に(うしな)ひき」

といひき。

海「やっぱりおのおのの幸はおのおのの領分で得るべきだ。そろそろ元に戻そう」
山「ホントにそうだね。まったく兄さんの釣り針では小魚一匹釣れない上に、釣り針もどこかにいっちゃったし散々だよ」
海「・・・え?今、何て言った?」
山「だから、一匹も釣れなかったうえに釣り針もなくしちゃったんだよ
海「・・・な」

山幸彦さん、借りたものにケチを付けたあげくに堂々と「無くした」という神経はいったいどうなんだ、というツッコミはいれてもいいのでしょうか。
こうしてみると、古事記に出てくる神様や皇の方々は、なぜかツッコミどころがある方々がほとんどですね。
完全無欠のカリスマ的人物はどこを探しても見当たらないような気がします。(全体的に失礼)
人々の尊敬を集めるというよりは、人々により身近で同情や共感を得るような描かれ方が多いのは、ちょっと大事なことなんじゃないかと思っています。
ギリシャ神話に出てくる神様もちょっと間抜けだったり、ひどいことをしたり、泣いたり笑ったりが多いですよね。
神話ってどうして存在するのか。
少なくとも古事記神話を見ていると、完全に政治的に人々に天皇を賛美させるために作られたとは言い切れないという気がします。
それ以前の、もっと素朴な感性によって、神も自然も人も凄く垣根の低い場所で、英雄を尊敬するよりも友に共感するような気持ちが土台になっているように感じられます。

・・・話がそれました。
戻します。
さて、大事な釣り針をしぶしぶ弟に貸したら無くされてしまった海幸彦は、いったいどうするのか。

(しか)れども、その()(あなが)ちに()(はた)りき。
(かれ)、その(おと)御佩(みは)かせる()(つか)(つるぎ)(やぶ)り、五百(いほ)()を作り、(つぐな)へども、(ホデリは)取らず。
また、一千()()を作り、償へども、受けずして、()ひしく、

「なほ、その(まさ)しき(もと)()()むと(おも)ふ」

といひき。

山「・・・あ、あれ?兄さん?」
海「・・・・・・・・・」
山「え、えぇ…と、ご、ごめんね?」
海「・・・・・い」
山「え?何て言ったの?」
海「絶対許さない!さっさとおれの釣り針を持ってこい!」
山「えー・・・海で無くしたのに探してくるなんて無理に決まってるよ。仕方ないな、・・・ほら、おれの剣を砕いて針をこんなにたくさん作ってあげたよ。これで許してくれる?」
海「そんなクズ針で許せるわけあるか!」
山「じゃあもっとたくさん作ってあげたよ、ほら」
海「何度言わせるんだ!おれは絶対あの針じゃなきゃいやだ!絶対絶対おれの針を見つけてこい!」
山「えー・・・」

山幸彦は自業自得ですね。
海幸彦も頑なになってます。
どっちもどっち・・・とはいえ、若干海幸彦に同情してしまう私です(苦笑)
やっぱり自分が大事にしていたものを無くされてしまったらショックですよね。
しかもこの時代は前にも書いた「感染呪術」という考え方が信じられていた時代です。
「使ったものにはその人の魂が宿る」という考え方です。
古事記だけではなく、万葉集にもたくさん出てきます。
そうすると、海幸彦は自分の釣り針に愛着以上のものをもっていたとしても不思議ではありません。
そう簡単には諦めきれないのでしょう。
新しい釣り針を五百も千も持ってこられても、代わりにはならないというわけです。

さあ、窮地に追い込まれた山幸彦です。
いったい彼はどうするのか。
次回に続きます。

日向神話~海幸彦と山幸彦~前置き

海幸彦と山幸彦のお話が始まります!
イエーイ!!(毎回ノリノリでスミマセン)

今回この二人の話は少し長いので、ところどころあらすじで本文を省略しつつ、やっぱり拘りたいところは本文を載せながら進んでいきたいと思います。
よろしくお願いします。

とりあえず、このお話の概略は以下の通り。
①海幸彦と山幸彦の仲違い
②山幸彦の綿津見(わたつみ)の宮訪問
③海幸彦の服従

この中ではが一番長くなりそうです。
綿津見(わたつみ)とはその名の通り海神(わだつみ)のことです。
空色勾玉に出てくる「わだつみの神」を思い浮かべていただくといいと思います。
『孤立無援な若い神に、激励の辞を送る』
『わしは青海原の大わだつみの常波の、底なるところに住まう者』
『わしはすでに輝の支配も、闇の支配もとどかぬ彼方あるからじゃ。その意味では、そなたにもっとも近い者であるともいえる』
『わしも孤独であるがゆえに、孤独のそなたに激励を送るのじゃ』

どれも大変印象的な台詞です。
空色勾玉は「輝」と「闇」の対立が一つの軸になっていますが、世界観自体は決して「輝」と「闇」だけの二元論ではなく、それ以外の立場の存在もにおわせる非常に広い視野を持っている作品ですね。
そんな中でも、この「わだつみの神」は際立て目立っているとても不思議な存在です。
そのイメージが今回の話で少しでも掴めればいいなぁと思っています。

それでは、次から「海幸彦と山幸彦」の話を始めたいと思います。

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