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万葉集の一番

今日も万葉サークルに行ってきました!
その中で、万葉集の中で一番好きな歌を決めるのはいいことかも、みたいな話題が出たのでいろいろ考えてみたのですが・・・決められない。(優柔不断)
始めに思いついたのは、ここにも挙げたことのある

ま幸くと いひてしものを 白雲に たち棚引くと 聞けば悲しも(大伴家持)

離れて住んでいた弟の死を知った時に詠んだ歌ですね。
他は

熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな(額田王)

有名すぎるくらい有名ですが、額田王の魂の迸りとか想像すると古代好きの血が滾らずにはいられないわけですよ!
それから

春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ(大伴家持)

大変個人的な妄想によりこれは外せません。(まぁ、いろいろと・・・ごにょごにょ)

秀歌百選を選び出すのと、たった一首を選び出すのとでは意味が違ってくる気がします。(また何か言い出した)
秀歌百選なら絶対上の額田王の「熟田津に~」と大津皇子の辞世の句が選ばれていなければそれは万葉集ではないと断言したい。(※ただし「カルタ」のための百選だと挽歌は基本的に外されるのでそれの場合は大津が無くても致し方ありません)
たとえ選者の好みで家持が外されようとも納得するが(酷い)、額田王と大津皇子の二首は何があっても外してはならない。
しかしたった一首を選ぶなら、それは秀歌百選に入るような絶対の素晴らしい歌でなくてもいいんじゃないかと思うわけです。
おまwwそんな歌誰が知ってんだwwwみたいな歌でもいいんじゃないかと。
そういうわけで、一首を選ぶなら私は家持から選びたい。
や!家持の歌が素晴らしくないとはいってませんよ!!!
誤解してはいけませんよ!
家持の歌もいろんな方の百選にたくさん選ばれてますしね!!
いや、うん、あれです。
一首を選ぶんなら「秀歌」という理由以上の何かがある歌、もしくは「秀歌」という視点ではない別の視点の一番を、私は選ぶんだろうなぁっていうことですね。
東歌や防人歌もかなり心惹かれているのは事実ですが。
いつかオタク的万葉秀歌選とかやってみたいですね。(百は無理そうですが、二十選くらいなら何とか・・・)
「万葉秀歌選@薄紅天女」とか「万葉秀歌選@家持×大嬢」とか「万葉秀歌選@お笑い系」とか「万葉秀歌選@色々規格外系」とかその他諸々。
楽しそうだなぁ・・・誰かやらないかなぁ・・・(他力本願)
てか「万葉秀歌選@薄紅天女」なら過去に誰かやってそうですよね!
あぁ!もっと薄紅天女隆盛期にハマっていれば良かった・・・!
いや、今からでもまた盛り上がればいいんだ!
みんなもっと薄紅天女にハマれ!
薄紅天女の創作をするんだ!
萌えを・・・萌えを共有させて・・・くだ・・・さ、い・・・(萌え不足のため色々葛藤中)

そんなこんなで今日も一日楽しく生きていました。

少女漫画と萌え

解禁すると決めたのに(決めてたんですよこっそりと)全然語っていなかったことを思い出したので、勝手に萌えが高まったこの機会に語らせて頂きます。
突然ですが、私は少女漫画好きです!
少女漫画史上最高に萌えた漫画は「NGライフ」です!!
主人公男でそれに片思いする女の子という展開にオちました。
個人キャラとして一番好きなのは間違いなくロレイウスのはずなんですが、気付いたら敬大×芹沢にありえないほど萌え上がってました。
敬大を思って切ない表情をする芹沢さんが大変おいしそうかわいくてしょうがないわけです。
どのくらい好きかっていうと、このサイトにNGライフ用の別部屋を作ろうかと本気で思っているくらい好きです。(ネタも何個か脳内にある)(とりあえず先立って日記に少女漫画カテゴリーを作ってみました)
もともと少女漫画は昔から好きですが、一時期物凄いハマってて、月に3万円くらい投入したり、一度の購入金額が3~5千円くらいだったりしていた時期があり、そのあたりでかなり少女漫画を読み込んでました。
今から4~5年くらい前でしょうか。
あの頃はちょっといろいろあって私の行動はかなり異常でしたが(今も周りから見たらあんまり変わらないかもしれませんが、今は少なくとも色々なものを得たくて本を買ったり勉強したりしていますが、あの当時はとにかく是が非でも逃避したかったんです・・・心が乾いて飢えていました)、私の少女漫画脳はこのあたりで形成されたかもしれません。
私の少女漫画的発想はこの時代のものなので、今の少女漫画と比べると若干古い可能性は否めません。
まぁ今でもたまに買いますが、あの頃のホント異様なまでに買いまくり行動には遠く及びません。
今単行本で買っている少女漫画「さんすくみ」「ありをりはべり」、あとは少女漫画かわかりませんが「乙嫁語り」くらいです。
他に気になる少女漫画を本誌で追っていて、完結したら買おうと思っています。(NGライフも完結してから全巻買いました。通常時はこういう買い方です)

また、過去ハマった少女漫画と言えば「もしかしてヴァンプ」でしょうか。(このサイトでこの漫画が分かる人はいるのか…)
これもまた大変好きでしたが、穂高(ほだか、主人公の相手役・男)が途中から茉理(まつり、主人公)よりも容姿がかわいくなってきて、私はむしろそっちの方にドキドキでした。
しかも穂高はかなりの妄想癖があってそのあたりも楽しかったです。
NGライフの敬大も妄想癖は相当なものでしたが、彼はまだギャグということもあってかある程度純粋な妄想だったのに比べて、穂高の妄想は当時の少女漫画界の限界に挑戦しているかのようなエロ妄想だったのが懐かしいです。
ヴァンプの見所の一つは確実に穂高のエロ妄想だったと信じています。
またもう一つの見所は主人公・茉理の成長でしょうか。
初期の頃は幼少期にトラウマになった映画に出ていたヴァンパイアの男の顔が穂高にそっくり(設定)ということで泣いて逃げていた彼女が、最終的に「穂高くんを幸せにしてあげる」とまで言えるようになるのは読んでいても大変爽快でした。
この二人は両思いになってからがより楽しかったですね。
確か全10巻の内2巻か3巻あたりで両思いになっていたはずなのですが(10年以上前に読んだので記憶があやふやですが。そして当時すでに古本でした)、その後の展開(と両思いになって以降さらに拍車の掛かった穂高のエロ妄想と7巻辺りからの穂高の茉理以上にかわいくなった容姿※注・私の主観ですが※)は今でもたまに読み返したくなるくらいとても好きです。
他の見所としては茉理の健康美でしょうか。
茉理の体はホントエロい。
NGライフの芹沢さんの魅力はあのおいしそうに美しくくびれた細い腰だと強く主張したいのですが、茉理の場合は乳と太ももです。(胸でなく乳と表記したい←何のこだわり)
もうホント、茉理の乳と太ももがヤバイほど柔らかそうで堪らない気持ちにさせられます。
作者さんの絵の特徴かもしれませんが(今の絵柄はまた当時と少し変わっているみたいですが)、女の子が凄く柔らかそうなんですよね。
思わず抱きしめたくなる感じです。
おススメですのでよろしければ是非。
他にも「ハツカレ」のハシモトくんがかわいすぎて萌え滾っていた時期もあったり(ハシモトくんがかわいいのは造形ではなく、行動や心理が初恋の男子校生の萌を凝縮した感じでとても堪らないのです)TONOさんの作品は出たら全部買ってたり(数少ない作家買いの一人です。チキタGUGUとの出会いが運命でした。凄くかわいい絵柄で書いている内容が結構シビアなのが凄く好きです)色々読んでます。

おお、NGライフについて語りたかったのにヴァンプの語りに!
話を戻します。(強引に)
一番最初に書いている通り、NG本編の最大の魅力はやはり芹沢の片思いだと思うのですが、何に惹き付けられたって最後の両思いになった敬大の覚醒と芹沢の恥じらいっぷりでした。
物凄い衝撃でした。
NGライフは連載開始当時から本誌で追っていて毎回楽しみにしていた漫画でしたが、あのラストで私の萌えが目覚めました。(敬大とともに兼倉の萌えも覚醒)
両思いとともに覚醒するのは御馴染み風神秘抄の草十郎もですが、草十郎は敬大ほど意地悪ではないですね。
むしろ天然色魔肉食系という感じでしょうか。
糸世を慰めようとしてナチュラルに抱きしめてチューの行動に至った彼を私は忘れません。
それまでは女心のまったく分からない朴念仁だったのに!草十!
そういえば、草食系と肉食系の他に「ロールキャベツ」という分類もあると最近知りました。
意味は、「一見草食を装った肉食系男子」とういことだそうですよ!
まったく何てオイシイカテゴリーだよ!
まさに羊の皮を被った狼である敬大のためにあるようなカテゴリー!
というわけで、今後もしウチでNG創作をやることになったとしたら、敬大は「変態ロールキャベツ系イケメン」となる予定です。よろしくお願いします。(嫌過ぎるお願い)

相変わらず話が飛びまくってて分かりにくいことこの上ないですね。
この話全部通じる方が果たしてこのサイトにおられるのかどうか大変自信の無いところですが、どれもおススメの作品なので、どれかに興味を持っていただけたらとても嬉しいです。
是非古本屋とか図書館とかでご一読下さい!

ここで紹介し切れなかった本もあるので、また後日おいおい書きたいと思います。
ちなみに何かおススメの少女漫画などありましたら新旧問いませんので是非情報をくださいませ!

あ、青年漫画や少年漫画も読みます。
少年漫画は最近は殆ど読みませんが、私の二次創作の出会い(読み専ですが)はトライガンです。(途中から青年誌に移行になったので青年漫画ともいえるかもしれませんが)
当時は赤いものを見るたびに「ヴァッシュ・・・!」と心の中で熱く叫ぶキモチワルイ人でした。(今もあまり変わらない・・・)
トライガンは本当に今も好きです。最終回がまた本当に最高だった!!!
一度ハマったものは妄想する頻度が変わるだけでずっといつまでも好きです。
トライガンをご存知の方・・・この界隈にはいないですよね、多分。
アニメ化もしてて(私は基本原作至上主義ですが)、当時は全話の話数と副題暗唱できました。(ホントのめり込んでた)
私が薄紅にいたるまでの変遷はカオスを極めています。
・少年漫画
「トライガン」
「イニシャルD」
「鋼の錬金術師」
「おおきく振りかぶって」
「幻燈倶楽部」←今でも全2巻で打ち切りになったのが信じられないくらい好きだったんですが!まだもっと話が深まるはずだったのに!月刊ではなく週刊の方の連載だったらまた違った評価があったのではと思います。分かりやすくて(そこが嫌な人もいるみたいですが)爽快で、そしてレトロな雰囲気が好きでした。
「ナルト」←ハヤテ至上主義でした・・・今のナルトにハマっている人には名前も通じないかもしれないですね・・・ハヤテ萌えのために東北新幹線「はやて」にも3回くらい乗りました(←バカ)。自分で創作始めた原点はこのハヤテです。
・青年漫画
「蟲師」のギン淡←近年まれに見る最高品質のアニメ化が実現した漫画だったと思います。原作全巻は当然として、アニメもDVDボックス全部持ってますし、完全限定生産の画集も持ってます!今でもたまに頭の中で妄想が始まったりするくらい思い入れが強いです。
・少女漫画
「NGライフ」の敬芹
「もしかしてヴァンプ」
「ハツカレ」
「TONOさん作品全般」
・ドラマ
「トリック」の上山
・映画
「どろろ」の百どろ
・アニメ
「モノノ怪」の薬加
・児童書
「魔法使いハウルと火の悪魔」のハウソフィ←ハウルの動く城の原作です。
・小説
「十二国記」の楽俊※楽陽もたまに←これは分かる人多そうですね。国記は本好きなら一度は通る道と信じてます☆

細かいの挙げるとまだたくさんありそうですが、とりあえず。


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つばらつばらに

この間の水曜日にまた万葉サークルに参加してきたのですが、その時からずっと耳に残っているフレーズがありまして。
それが題名にしている「つばらつばらに」です。
単独で「つばらに」とも使います。
初めて聞いた時、単純にとても耳触りのいい音だなぁと思いました。
意味は「しっかりと、じっくりと、つぶさに、折に触れて何度も、丁寧に、つらつらと」などです。
大伴旅人(家持の父)の歌で

浅茅原(あさつばら) つばらつばらに もの思へば 古(ふ)りにし里し 思ほゆるかも

というものがあります。
意味は、「浅茅原のつばらではないが、つばらつばらに(=つらつらと、折に触れて何度も)物思いに耽っていると、今は古びてしまった明日香の里で過ごした若き日のことが懐かしく思われるよ」となります。(兼倉の意訳ですので結構適当ですよ!)
あ、余談ですが関西(京都かな?)のお土産物に「つばらつばら」というどら焼き状のお菓子があって、サークルで頂きましたがとてもおいしかったです!
また、額田王の長歌で

味酒(うまさけ) 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の際(ま)に い隠(かく)るまで 道の隈(くま) い積(つも)るまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放( みさ)けむ山を 情(こころ)なく 雲の 隠さふべしや

ずっと慣れ親しんできた明日香やその近くの奈良、その景色をつばらに(=しっかりと、つぶさに)見ていたいのに、心無い雲が隠してしまってもいいのかしら?そんなはずないわ、みたいな意味です。(省略してますが、ちゃんと訳すと枕詞とか反語とか色々凝らしてあって、物凄く技巧的で素晴らしい歌です)

古代史や古代文学に触れていると、確かに現在に通じる精神を感じて萌え萌えすることが多いのですが、実は同じくらい今は無くなってしまった古代特有の言葉とか感性にもかなり萌え滾ったりするわけです。
できれば創作の方にもこういう古代独特のものを取り入れてみたいと思っているのですが、なかなかネタにまで昇華できなくて胸の裡でくすぶっている感じです。
こういうのがうまくいかせる人の文章とか絵とかに出会うと凄く感動します。
伊藤博先生曰く「連衆者的態度(=古典を隣人として見る)」という姿勢が私の理想ではあるのですが、なかなかうまくいきません。
この他にも以前書いた「ま幸(さき)く」もかなり心をつかまれる言葉です。
いつか活かせる日が来るのか・・・。

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