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唐突に藤千ネタ

昨日の両親を参考に考えてみた藤千ネタ。

<嬉しそうににやけている藤太と辟易している阿高>

藤「今、千種はおれと口をききたくないんだよ(ニヤニヤ)」
阿「へぇ(またか)。嬉しそうだな」
藤「そんなことはないさ。おれは悩んでいるんだ、どうやってなだめようかな~って」
阿「たまには怒らせないようにする方法に悩めよ」
藤「阿高、千種は本気で怒っているわけじゃないよ」
阿「おれには毎回本気で怒っているように見える」
藤「阿高はまだまだだな。いいか、女と男というのはこうやって仲を深め合っていくものなんだ」
阿「(イラッ)そうか。深めすぎて埋められない溝にならないようにせいぜい気を付けるんだな。言っておくが、おれも鈴も手は貸さないからな」
藤「雨が降って逆に地が固まるというところをみせてやるよ」

藤太はS属性だけでなく小悪魔要素まで加わってきたような気がします。
どうしよう・・・!

お返事です・その256&ありがとうございます!!

昨日はうちの日子坐様(母)と父がやってきて三人でファミレスで食事をしました。
ファミレスで合流するや否や母が「お父さんは今お母さんと口もききたくないの」とニヤニヤしながら言ってきました。
この二人は会うたびいつも喧嘩しています。
父のむっつりとした表情と母のニヤついた表情(たぶんこれからなだめにかかる)に、娘の私は仲を取り持つなどという気の利いたことは一切せず、完全KYで自分が食べたいものを食べ、言いたいことを言って別れました。
帰り道、仲が良くても喧嘩してても誰も間に入れない二人に育てられたから私は空気読む能力を培うことができなかったんだ!と一人で責任転嫁して納得する午後。

釣りRさま

ようこそお越しくださいました釣りRさま!!
お待ちしておりました!!
これをどうぞ!つ[クリームシチューin玉ねぎ]<また玉ねぎを貰ってしまいました!今度は20個くらいあって、茫然としつつ恍惚の表情になるという変態技を取得しました。

>三年の年月をへて、釣り針がようやく手元にかえってきたというのに、弟に呪われたホデリ…。「ちょ!おま!」で笑わせていただきました!!

ホデリは可哀相なやつです。
釣り針返せって意地を張ったら海神の呪いで征伐されるって、ちょっと・・・どころかかなり哀れな気持ちにさせられます。
海「ちょっ笑わないで!笑わないで助けて!」

>溺れるしぐさについて、目からうろこでした!
>ずっと疑問だったんです。羞恥プレイかと…。
>服従のあかしとして、支配者が強いたものだったのか。こっけいな物まね踊りとする説、戦闘歌舞とする説もあるみたいですね。どういう踊りだったのか気になります。
>平安時代には大嘗会でも舞われたようですね。
>先祖がおぼれたときの様子を舞うって、高度に政治的な匂いがぷんぷんしてきます!


羞恥プレイ!私もちょっと思ってました!!(笑)
隼人舞に関してはいろんな説がありますね。
これだけでとても面白い話題にできそうなくらいたくさんの人が研究しているみたいです。
大嘗祭で舞を奉納するというのは、新たな主(天皇)に忠誠を誓うことの証を示す意味があるので、これが果たしていつのころから奉納されていたのか(大嘗祭を特別視するようになったのは天武天皇の頃からですが)ということが重要な気がします。
隼人舞自体がもともとは戦闘歌舞だったという説もとても魅力的だと思っています。
隼人は天皇の傍近くで警護をする役目でしたが、大伴一族のような親衛隊とは違って、いうなれば番犬のような存在だったと西郷信綱さんは語っています。
一般庶民と比べたら十分な力を持っていたとは思いますが、諸貴族たちの中での地位は少し慎重に検討したほうがよさそうですね。
隼人は大伴旅人の時代に一度大きな反乱を起して鎮圧されてもいるようですし、完全にヤマト政権に忠実だったとは云い難い存在であったことは確かだと思います。
無視できないくらい力を持っていたからこそ、その祖先を天つ神の血縁という大きな存在にしたとも考えられます。
隼人は本当に面白そうです。

コメントありがとうございました!!
釣りRさまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!
光道風さま
ようこそお越しくださいました光道風さま!!
お待ちしておりました!!
これをどうぞ・・・つ[麦茶]<お怪我の調子はどうですか?どうか早く完治しますように!

>日や天気によって具合が一進一退してます。元気になったら「薄紅天女」の感想も書きますね。

「薄紅天女」の感想とても楽しみにしております!
光道風さまの感想ならきっと単なる内容だけの感想には留まらないのではないかとワクワクしています。
でもご無理はなさいませんように!
体のことが第一ですね。

>「ウミサチ・ヤマサチ」もお話したいネタがあるんですが(汗)。

おお!ぜひ語ってやってください!とても楽しみです!
私はこのあと少し隼人について書いてみようかなと思っています。
読んでやっていただけると嬉しいです。
コメント短くても大丈夫です!お気軽にコメントしてやってください!

コメントありがとうございました!!
光道風さまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!


拍手のみの方もありがとうございます!!
調べているうちに書きたいことがどんどん増えていって、1~2回じゃ終わらないかもしれない雰囲気になってきました(汗)
本文に関しては1~2回だと思いますが、間に少し補足的なものも入りそうです。
行き当たりばったりで申し訳ない!
日向神話は本当に楽しくて、また九州に行きたくなりました。
今度は前回よりも少し知識が付いたからもっと楽しめそうな気がします。
古事記編纂1300年が終わっても古事記好きな気持ちには終わりはないと思います。
そういえば、あと20年で出雲国風土記編纂1300年になります。
風土記で成立がはっきりしているのは出雲国風土記だけなので、風土記ファンはここで全力投球できますね!
私あと20年ハマってたらとても幸せになれるのか・・・!頑張ろう!
拍手ありがとうございました!!

日向神話~海幸彦と山幸彦~兄の服従

前回海神を味方につけて、兄への報復を万全に整えたホヲリ(山幸彦)です。
陸に戻ってきてどうしたかというと・・・。

(もち)て、(ホヲリは)つぶさに海の神の(をし)へし(こと)のごとく、その()(あた)へき。

山「兄さんただいま!釣り針を見つけたよ!」
海「ホヲリ!おまえどこ行ってたんだ三年も。てっきりもう・・・」
山「はいこれ兄さんの釣り針」
海「おお、よかった、見つかっ・・・て、おまえ何で後ろ向いてるわけ?」
山「『この針はぼんやり針・すさんだ針・貧しい針・愚かな針』」
海「ちょ!おま!なんてこと言うんだ!」

三年ぶりに帰ってきた弟にいきなりひどいことを言われた兄ホデリ(海幸彦)。
大事な釣り針はかえってきたけど・・・。

三年ぶりに兄弟は再会しましたが、元の通りに生活をするというわけにはいきません。
続きを見ます。

(かれ)、それより以後(のち)は、(ホデリは)(やをや)(いよ)よ貧しくして、さらに荒き心を起して()()たり。
(ホデリが)()めむとせし時には、(ホヲリは)塩盈(しほみち)(のたま)()だして(おぼほ)れしめき。
それ(うれ)()へば、(しほ)乾珠(ひのたま)()だして救ひき。

(やをや)(いよ)・・・徐々に
(うれ)()へば・・・苦しんで助けを求めたら
本文でさらに荒き心を起して」というところから、もともとホデリ(海幸彦)は荒い心だったということが分かりますね。
ホデリの要求は確かに筋は通っていましたが、どうしても少しやり過ぎのところがあった感は否めないかもしれません。
まあ弟の方がもっとやり過ぎのような気もしますが。
こうして兄は、ついに弟に服従します。

かく(なや)(くる)しびしめし時に、(ぬか)()きて(まを)ししく、

(やつかれ)は、今より以後(のち)汝命(なむちがみこと)昼夜(ひるよる)守護(まもり)(びと)として(つか)(まつ)らむ」

とまをしき。

海「・・・く、私が悪かったです。これからはあなたの昼夜の守護人となってお仕えいたしますので、どうかお許しください」
山「分かればいいのさ」

兄の服従の誓いにより、二人の争いは終わりました。
そしてこれは、ホデリ(海幸彦)の子孫である隼人がホヲリ(山幸彦)の子孫である皇室の護衛として仕えることになった起源譚でもあります。

(かれ)、今に(いた)るまでその(おぼほ)れし時の種々(くさぐさ)(わざ)絶えずして、(皇室に)仕へ(まつ)るぞ。

それゆえ(ホデリの子孫である隼人族は)、今に至るまで(ホヲリの子孫である天皇の前で)この時の溺れた時の時の様々な仕種を演じ、たえず仕えているのである。
ご存知の方も多いかもしれませんが、隼人は南九州に縁をもつ海洋民族出身の集団といわれています。
勇猛さで知られ、古事記が編纂された当時は相当な力をもっていたようです(※幾度か天皇の妃を輩出している)。
この神話は隼人の起源譚でもあるわけですね。
南九州の勇猛な一族といえば、一番に思い浮かぶのはヤマトタケル伝説に出てくる「熊襲」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
「熊襲」は一般的には地域名からつけられた名前のようです。
「隼人」は勢力名あるいは集団名として使われているようです。
元をたどれば同じ一族なのかもしれませんが、詳しいことは分かりません。(スミマセン・・・)
それにしても、隼人は武勇で名を馳せている集団でその上海の民でもあるのに、溺れるしぐさなどという屈辱的な動作を演じるなんてちょっと違和感があるような気がします。
ここで何度か書きましたが、「神話は現在の保証」のために語られるものです。
当然、ホデリとホヲリの話が先にあったのではなく、あくまでも「隼人」という集団があって、その保証のために、この神話が古事記に載せられたのです。
この時代に力をもっていた隼人の神楽なら、もっと勇壮で格好イイしぐさを演じるものなのでは?と思ってしまうわけですが、逆にそういう人たちが滑稽な姿を演じることによって皇族への忠誠を誓う姿勢がより一層際立つのではないかという見方もあります。

これにて兄弟のお話は終わりです。
長かった日向神話もおそらくあと1~2回で終わります。
次回はホヲリとトヨタマ姫の子どもが生まれる話です。

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