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お返事です・その207&ありがとうございます!!!!!

先日の夏目漱石「こころ」についての続報です。
拍手より萩野様が考察を送ってくださいました!
大変分りやすくて感動したので、許可を頂いて掲載させていただきます。

漱石の「こころ」について…正直国語は大の得意でしたが(唯一自慢できる教科でした)、K→先生とは読みませんでした。
Kはお嬢さんを好きになった、と解していましたが、同時にお嬢さんの記述がそっけないのは、今まで見下していた恋という感情への戸惑いと、恋敵となった先生に対して複雑な思いを抱いていたから、と思っていました。

Kの恋が成就すれば先生という理解者を失いかねない。先生がお嬢さんに強い思いを抱いてることをKは知ってしまいました(Kと先生のやりとり、精神的に向上心のないものは~の件※1で、Kに嫌味で牽制するほどには強い思い)から、Kがお嬢さんと結婚すれば、先生に結婚生活の相談などはできそうにありません。あの性格のKでは、先生なしではお嬢さんとの結婚生活を円滑に保つことは難しいでしょう。また、恋におぼれる自分というのもまだ受け入れられていなかったでしょうから、恋愛成就選択肢をKは望みたくない(理想の上では)かもしれません。
逆に先生の恋が成就すれば、Kは恋を失うだけでなく、理解者である先生も、家庭ある男ということで遠くへ行ってしまう。その場合、嫉妬に狂う自分という、やはり恋に迷った愚かな男である自分と向き合うことを迫られます。
いずれにしても長期的には友情(理解者)と恋を失うのだという孤独感、精神的な自らの未熟さへの悲壮観から自殺したのだと思っていました。
最後にふすま(障子でしたっけ?手元にないもので)が開いていた※2のは、誰かに理解・救いを求める孤独感の表れだとすら考えました。

…などと偉そうなことを書いていますが、実は私も教科書抜粋部分しか読んでいません。全編通して読むとまた違うのかもしれませんね。
ううう、勉強さえなかったならばぜひとも色々語りたいのですが、タイムリミットが迫ってきましたので、これにて失礼させていただきます…すみません


※1

Kが理想と現実の間に彷徨してふらふらしているのを発見した私は、ただ一打ちで彼を倒すことができるだろうという点にばかり眼をつけました。そうしてすぐ彼の虚につけ込んだのです。私は彼に向かって急に厳粛な改まった態度を示し出しました。むろん策略からですが、その態度に相応するくらいな緊張した気分もあったのですから、自分に滑稽だの羞恥だのを感ずる余裕はありませんでした。私はまず「精神的に向上心のないものはばかだ。」と言い放ちました。これは二人で房州を旅行している際、Kが私に向かって使った言葉です。(略)

彼は真宗寺に生まれた男でした。(略)道のためにはすべてを犠牲にすべきものだというのが彼の第一信条なのですから、節欲や禁欲はむろん、たとい欲を離れた恋そのものでも道の妨げになるのです。(略)そのころからお嬢さんを思っていた私は、いきおいどうしても彼に反論しなければならなかったのです。私が反対すると、彼はいつでも気の毒そうな顔をしました。そこには同情よりも侮蔑の方がよけいに現れていました。
こういう過去を二人の間に通り抜けてきているのですから、精神的に向上心のないものはばかだという言葉は、Kにとって痛いにちがいなかったのです。しかし前にも言ったとおり、私はこの一言で、彼がせっかく積み上げた過去を蹴散らしたつもりではありません。かえってそれを今までどおり積み重ねてゆかせようとしたのです。それが道に達しようが、天に届こうが、私はかまいません。私はただKが急に生活の方向を転換して、私の利害と衝突するのを恐れたのです。要するに私の言葉は単なる利己心の発言でした。

「精神的に向上心のないものはばかだ。」

私は二度同じ言葉を繰り返しました。そうして、言葉がKの上にどう影響するかを見つめていました。
「ばかだ。」とやがてKが答えました。「僕はばかだ。」


※2

私が進もうかよそうかと考えて、ともかく翌日まで待とうと決心したのは土曜の晩でした。ところが、その晩に、Kは自殺して死んでしまったのです。私は今でもその光景を思い出すとぞっとします。いつも東枕で寝る私が、その晩に限って、偶然西枕に床を敷いたのも、何かの因縁かもしれません。私は枕元から吹き込む寒い風でふと目を覚ましたのです。見ると、いつも立て切ってあるKと私の部屋との仕切りの襖が、この間の晩と同じくらい開いています。けれどもこの間のように、Kの黒い姿はそこには立っていません。

萩野さまありがとうございました!!
目の前のもやが掻き消えたようにすっきりしました!
国語には確かにいろんな解釈があると思うのですが、その解釈をきちんと分りやすく説明できなくては「ある」ことにならないなぁと先日の友達との件でつくづく思いました。
国語が得意な人は本当にうらやましいです!
きっと私がどう逆立ちしても見えない景色をみていらっしゃるんだろうなと思います。
そんな方々と係わり合い、刺激し合えることの楽しさは何にも代えがたいです。
萩野さま、そしてそのほかこの件に関してコメントを下さった方々、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

あと少しだけ私信を。
萩野さま

[草もち]ありがとうございます!!
萩野さまの日子坐!?じゃなくてお母さま!
今の時期にぴったりですね!
では、これでいっしょにエア茶会を・・・"( ^-^)/且☆且\(^-^ )"
※日子坐で遊んでてスミマセン!萩野さまも銀金をご存知なのですね!つくづく隙のないお方です萩野さま!すごい!

大変分りやすい考察をありがとうございました!
それにしても、手元に本がない状態でここまで詳細に考察できるって、かなり凄いことではないのでしょうか。
「精神的に向上心のないものは~」とか最後のシーンで襖が開いていたこととか、覚えていらっしゃるって凄いです。
国語が得意な方は普通できるんでしょうか。いや、まさか、そんなはずは。
そういえば万葉集ネタや古事記ネタなどなど、過去に萩野さまは即座に反応してくださったことがありました。
国語力のみならず、記憶力もかなりのものをお持ちのご様子・・・!
萩野さまは只者ではないということがはっきりと分りました。
私は国語が非常に苦手な人間ですので、国語が得意な方への憧れはひとしおです。
自分とは違う視点を持っている人との交流がとても刺激的で楽しいです。
今後ともお暇がございましたらぜひお気軽にお声をおかけくださいませ!

コメントありがとうございました!!
萩野さまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!
琴さま
ようこそお越しくださいました琴さま!!
お待ちしておりました!!
これをどうぞ・・・つ[ミルクティー]<たまには洋風でおもてなし~

>忘れられた真若王って・・・!!(爆笑)
>真澄がお菓子、佐保彦がラジコンカーっていうのも面白いです。もう笑いすぎてお腹痛い・・・!!
>しかもあっさりと美知主に言いくるめられているあたりがさらに真若王らしくて、ますます笑いを誘います。
>兄は偉大であります。


アホなことばっかりやっててスミマセン!
毎日楽しいです!(そうだろうとも)
真若王はあんな感じですが、普段はもっと頼れるところもあると思っています。(フォロー)
イメージとしては残念系菅流です。
美知主は優しいのか冷たいのかハッキリしてもらいたいですねこのツンデレめ!(佐保彦を差し置いて美知主をツンデレ認定)
銀金楽しいです!

>着信履歴が日子坐ばかり・・・!!
>夫の登録名を科戸にすると、同じ現象が起きそうです!!一応、毎日帰るコールをしてくるので。
>確かに危険なのかもしれません・・・。
>でも、人はあえて危険をおかすという楽しみも・・・(あやしげな香りが)


毎日帰るコール!かわいいですね!(ひとの旦那様をかわいいとかいってスミマセン!)
科戸から帰るコールがきたら音速で玄関まで行って帰ってくるまで正座で待ち構えていたいです!
たまらない!たまりません!うおおおおお!!!
しかしバレたら「鳥取県民に変な遊びを教えられてウチの妻がおかしくなった」と言われてしまうかもしれません。
ごめんなさい・・・!
でも鳥取県民が変なのではなく、私が変なだけですから!
いつの日か観光にいらっしゃった際は安心して楽しんでいってくださいね!

>ほー、高橋涼介さんすごい経歴の方なんですね。
>というか、群馬大学医学部も出てきていたとは・・・!!
>頭文字Dにいまさらながら興味が出てきたかもしれません。


確か涼介兄さんは大学まで自分の改造した車で通っていたような気がします。
県内に住んでいながら自家用車で通学する(しかも大学の駐車場に停める)大学生ってありなのかどうか不安ですが、涼兄なら不思議とすべてが許されるような気がします。
アニメ化もしていたはずなので、よろしければそちらもどうぞー。
しかし、読み始めた時は拓海(主人公)よりも年下だったのに、気づいたら涼介よりも余裕で年上になっていたことにちょっと衝撃を受けました。

>いいじゃないですか!!影響受けやすくても!!
>肝心なのはその後ですから!!


力強いお言葉ありがとうございます!
いろいろ人として捨てちゃいけないものを捨ててしまっているような気がしてしょうがない今日この頃ですが、負けずに頑張ろうと思います!(頑張り方を間違った例)
弟は某有名メーカーなんですが、この間帰ってきたときに「スバルが買収されたせいで俺たちの会社が国内最弱になった」とか言っていました。
自動車メーカーの強弱についてはまったくわかりませんが、とりあえず頑張ってほしいと思います。

>桐生は昔から絹織物がさかんなところで、「西の西陣 東の桐生」とうたわれたこともあったようです。
>今は織物工場もかなり減少してしまったようですが、歴史的建造物が多く残っていて、おもむきのある街並みであると思います。


西陣織と並ぶ絹織物の名産地だったのですか!
スミマセン、不勉強でした・・・。
市は違うようですが、有名な富岡製糸場も群馬でしたね。
絹織物は古代でもかなり重要キーワードなのでもっと勉強しようと思います!
桐生=絹織物!覚えました!

>ガトーフェスタハラダは都内のデパートだとすごい人気で、買うのに30分待ちだと聞いたこともあります。

検索してみました!
すごくおいしそうです・・・(ごくり)
甘いものには目がないのでたまりません。
同僚に是非買ってきてほしいとお願いしておきます。
とはいえお盆に帰るので、やっぱりかなり混んでいるんでしょうか・・・。
でも一度ぜひ食べてみたいと思います。
同僚が無理だったらネット通販してみます!

>ちなみに砂だらけなのがいいんだ!と以前に申しておりました。

マジですか!(大笑)
そんなセリフは初めて聞きました!
鳥取県民としては大変ありがたいです。
この近くにサンドミュージアムという、砂の像を展示している施設がありますので、砂好きな方(なのかな?)ならぜひ行ってみてください。
結構大きな作品が多いので迫力があって楽しめると思います。
また、車を使えば因幡の白兎の舞台になった白兎海岸や、その兎が祭られている白兎神社にも簡単に行けますので、そちらもぜひよろしくお願いします!

>兼倉さまとコメントのやりとりをしていたら、万葉集への興味がむくむくとわきあがってきました。

やったー!ありがとうございます!
万葉集は楽しいです!
当時の人々の悲喜交々が垣間見えて、こっちまで一喜一憂してしまします。
また、古代独特の表現や感性も面白いです。
ここでも少しずつご紹介させて頂こうと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします!

>でもまずは諏訪大社関連です!!
>おすすめの漫画をチェックしてみなくては!!


タテミナ様をどうかよろしくお願いします!
もともとタケミナカタがモチーフになっているとは思えない脱力ぶりが笑いを誘います。
諏訪大社万歳!ぜひ楽しんでいらっしゃって下さい!

コメントありがとうございました!!
琴さまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!


Rieさま
ようこそお越しくださいましたRieさま!!
お待ちしておりました!!
これをどうぞ・・・つ[ミルクティー]<洋風気分の本日です(キリッ<無意味に胸を張る兼倉

>名前を変えるのは、危険な遊戯だったのですね!!
>日子坐で埋め尽くされた着信履歴、こわいです。戦慄です! 父を美知主にするのはやめておきます。


それが賢明だと思われます。
昨日は帰ってきてからすぐに倒れて寝てしまったのですが、朝目覚めたときに日子坐さまからの不在着信を発見した私は心臓が一瞬止まりました。
こ、殺される!(決して無視したわけでは・・・!)
本当に危険です。
・・・と、返信を書いていたまさに今また日子坐さまから電話がありました。
「弟に明太子とししゃもを送ってやれ」
とのことです。
たまには私にもお恵みを頂きたいものです。

>書道の解説講座、なんだかほわっとした雰囲気がつたわってきました。いいと思えるものを、「うんうん」と分かち合えるのってすばらしいですね! 私もきっと、わからないなりに「うんうん」って言っていそうです。

まさに私もそんな感じでした(笑)
でもなんだか分らないなりに、今まで知らなかった新たな価値観が自分の中に生まれそうな予感がするので、今後もできるだけ参加したいと思います。
とにかく、あの「すごく好き好き(ふわ~)」のなかに私も混ざりたいのです!

>ニニギイケプリンスには、私も稚羽矢をみました。透明感というか、俗世のこまごまとしたことを超越している神々しさが稚羽矢を思わせるのかもしれません。

ニニギ@イケプリンスは凄いです。
とても父親から面倒ごとを押し付けられたプリンスとは思えない生まれながらの統治者たる風格と神々しさを感じましたね!
あんな姿を見せつけられたら輝も闇もなくひれ伏したくなるというものです。
そしてより一層オシホミミの残念っぷりも際立ちます。
もう私の中でオシホミミはチャラ男@残念系のイメージになってきました!ごめんなさいオシホミミさま!

>兼倉さまが日子坐に命を狙われたら、美知主がこっそりと助け出してくれるはずです!くっ!うらやましい。でも命を狙われるのはいやだ!!

命を懸けたオイシイ役どころですね!
こっそり助け出してくれた美知主と結ばれるルートにトキメキが抑えきれません!
やり甲斐があります!!!!!!(正気にもどって兼倉さん)
銀金は現在3巻の三分の一くらいまで読みました。
Rieさまから「美知主は3巻あたりでぶっちぎりに報われない感じ」との情報を頂いているので大変楽しみです!(ごめんね美知主!)

コメントありがとうございました!!
Rieさまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!


20日の16時台(2連パチ!)と本日の0時台(2連パチ!)と12時台に拍手を下さった方々ありがとうございます!!!!!
着信履歴日子坐だらけの恐怖への拍手でしょうか!?(どんな拍手か)
私の日子坐(この表現もどうか)はとにかくメールがまったくできなくて電話ばかり掛けたがる人です。
こちらが電話に出ないと他のきょうだいに腹を立てて愚痴の電話をするのでできるかぎり取らなくてはなりません。
忙しい時期は特にいろいろと大変なのですが、この遊びのお陰でちょっと楽しくなってきました。
着信画面を見るたびに笑ってしまいます。
こんな娘でホントに申し訳ないです。
今日も楽しく生きています。
拍手ありがとうございました!!!!!

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