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お返事です・その225&たくさんありがとうございます!

昨日は出雲に行って風土記の話を聞いてきました。
前回の講座で因幡の白兎についても言及するとのことだったのでとても楽しみにしていたのですが、かなりあっさり流されてしまったのでちょっとしょんぼりでした。
まあ出雲の人が県外のことを取り上げてくれるのは大変稀なことなので、それだけでもよかったとすべきかもしれません。
一歩ずつ前進していくといいなと思います!
その後実家に寄ったら久しぶりにたくさんご飯が並んでいたので調子に乗って食べまくったら、食べ過ぎて地獄を見ました。(アホ)
昔だったらあのくらいの量は余裕だったのに!情けない!
液キャベのお世話になったのはこれで2度目です。
前回もここ一年以内のことです。
否応なく自分の年齢を感じずにはいられません。おおぉ・・・。
そんなわけでお返事が遅れてしまって本当にスミマセンでした。
自分が情けないです・・・。くっそぅ・・・。

りんこさま

ようこそお越しくださいましたりんこさま!!
お待ちしておりました!!
粗茶ですが・・・つ[麦茶]<そろそろ暑い日が続くようになってきましたね

>「蟲師(むしし)」知ってます。読んだし、アニメも観ました。
>作品の持つ世界観に浸ることができて、ちょっと怖いけど、読んでいて気持ちがいいお話でした。


おおおおおおおおお!!!
蟲師をご存知のお方が!
蟲師大好きです!
漫画全巻・アニメDVD初回限定特装版全巻・限定画集・ギンコフィギュアを購入し、普段ゲームをやらないくせに蟲師のゲームが出ると聞いてそのためだけにDSを購入して何周もしまくるくらい好きです。
過去「ギンコ×淡幽」のサイトを作ろうとしたこともありました。(結局作りませんでしたが)
あのゆったりと水が底を流れるような世界観が好きです。
お嬢さん(淡幽)の禁種の蟲の件も解決していないし、ギンコの片目の闇が結局ギンコを食ってしまうのかどうかも分からないままなので、いつの日か再開してくれることをそっと願っています。
とはいえ、ああいういつまでも続くような終わり方もそれはそれで蟲師らしいという気もしています。
今もどこかでギンコがふらふらと旅をしているような世界が胸の内に存在し続けているというのもすごくいいなぁと思っています。

>「夏目が感情に訴えかける話とすれば、蟲師は記憶に訴えかける話」に、とても納得しました。

どちらも好きなのですが、それぞれ似たところとまったく異なるところがあると思っています。
どちらの作者さんもご自分の中に確固たる世界観をもって物語を紡いでいらっしゃるのでしょうね。
本当にどちらの方も稀有な才能の持ち主だとつくづく感じます。

>そんな風に表現できて、人に伝えられることができることをうらやましく思います。

あんなに魅力的な世界を持っていたらそれは本当に素敵なことだろうと思います。
私もうらやましいです!!
私の二次創作は結局誰かの世界に憧れて手を伸ばしているような気持ちです。
自分の中に何かがあるわけではないので、どうしても「持っている」人が眩しく思えてしまいます。
そういう人は例え二次創作をしてもその人独自の雰囲気を作り上げているので凄いです。
私は憧れるしかできないけれど、せめてそんな人たちに気づけるように生きたいと思います。

コメントありがとうございました!!
蟲師の話ができてとても嬉しかったです!!
りんこさまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!
20日の9時台と本日3時台と9時台(10連パチ!!)と11時台に拍手を下さった方ありがとうございます!!!
もしかして蟲師をご存じだという意思表示でしょうか!?
それとも「蟲師」いいねぇ・・・という拍手でしょうか!?
どちらでも嬉しいです!
オギワラーの方ならきっとハマると思います!
今後とも是非よろしくお願いします!!
拍手ありがとうございました!!

お返事です・その224

明日は出雲に行ってきます。
因幡の白兎の話をしてくれるはずなので大変楽しみです!

さて、突然ですが。
みなさま「蟲師(むしし)」という作品をご存知でしょうか。
この日記でもたまーに触れることはあったのですが、今のところコメントなどで「知ってますよ」というコメントを頂いたことがないので、意外とこの界隈ではご存じない方が多いのかもしれません。
基本的に一話完結のオムニバス形式の話で、レギュラー出場するのは狂言回し的ポジションの「ギンコ」という男だけです。
「蟲」という特異な存在と人との関わりを描いています。

―およそ遠しとされしもの
―下等で奇怪
―見慣れた動植物とはまるで違うと思しきもの達
―それら異形の一群を、人は古くから畏れを含み
―いつしか総じて「蟲」と呼んだ。


ギンコはその蟲との関わりを生業とする「蟲師」という職業の男です。
漫画の方は全10巻で完結しています。
「夏目友人帳」と似たような雰囲気といえば伝わるでしょうか。
しかし、夏目の方はほぼ創作の妖怪が登場するのに比べて、蟲師は土地の風俗や伝承を下敷きにした話が多いです。
蟲自体はもちろん創作ですが、話自体はどこか身近で心の奥深いところに届くような内容だと思います。
夏目が感情に訴えかける話とすれば、蟲師は記憶に訴えかける話といえるかもしれません。
蟲師はアニメ化もされていて、それが原作ファンにも絶賛されているほど素晴らしいできばえです。
私が特に思い入れ深い話は「山抱く衣」と「やまねむる」の二つ。
「山抱く衣」は「産土(うぶすな)」という蟲が出てきます。
この界隈なら聞いた事のある方も多いですね。
「産土信仰」「産土神」などの言葉でよく出てくるあれです。
私にとって産土のイメージは蟲師の「山抱く衣」の産土のイメージがとても強いです。
この話では産土というのは「蟲」の一種として描かれています。
ギンコは話の中で

―産土は同郷の匂いに集まるからな
―その土地から生じるすべての植物に微量に宿る
―そしてそれを口にして 動物も体内に産土を宿す
―どこにでもいる小さな蟲だけに影響力は小さいし
―宿主が土地を離れればまったく力を失う
―生まれた土地に戻りさえすれば
―また 生涯 他のささいな蟲からは守ってくれようとするモノだがな


と説明します。
小さいけれど、凄く暖かくて愛しい気持ちになりました。
山から白い霧が立ち上っているところを見るたびに、この話を思い出してます(笑)





また、「やまねむる」も山に関する話です。
こちらは山の「主」が出てきます。
「人」も山に生きるものの一つ。
では「人」も山の「主」になれるのか。
そもそも「主」とはどんな存在なのか。
神話を好きになり、「主」と出てくる度にこの話を思い出します。





他の話もおススメばかりです!

小梅さま

ようこそお越しくださいました小梅さま!!
お待ちしておりました!!
粗茶ですが・・・つ[麦茶]<今日は天候にも恵まれたお陰か車の中が蒸し風呂のようでした・・・

>古文に色を感じる、という表現に、何かストンと納得しました。

ものすごく抽象的な表現になってしまいましたが、伝わって凄く嬉しいです!
物語り全体からももちろんいろんなイメージを受けるのですが、それとは別に古語の単語自体にすごく気になるものがあるような・・・という感じです。
言葉が言葉としてだけではなく、何か形や雰囲気を伴っているような・・・上手くいえないのですが(^_^;)

>言葉のひとつひとつに、濃度の高い何かがまとわりついている感覚でした。

うわあああああああ!!!!
まさにそんな感じです!
そういう感じのことがいいたかったわけです!!!おおおおおおおお!!!
こんなにぴったりの表現があったとは!
すごいです!!

>私は卒論で紫式部を扱ったのですが、

卒論で紫式部!
ということは国文学系統の学部ご出身のお方でしょうか?
なんとこんなところにモロ専門のお方が!
奇跡の縁を感じます。
国語できなくてスミマセン・・・!でも好きなので頑張ります!
何かツッコミどころがあったらぜひ教えてやってください!

>式部の文章に絶えず香りを感じていました。

香り!
香を焚き染めたような雅な感じでしょうか。
すごく分かる気がします!

>書いた本人と、何百年も経て読む私達とでは受け止める何かが違うのは仕方ありません。埋められない時差はあるものです。
>それが文字として書かれた以上、読まれるために残されているので、時差ボケしつつ、感じることができたらいいのかな と思います。


時差ボケしつつ!
この表現が妙にツボに入ってしまいました。
本当に、そんな感じですね。
埋められない時の狭間に夢を見つつ、残されたものをじっくり味わいたいと思います。

>また長くなりました。
>長いわりに先ほどのとあまり変わっていません… スミマセン。

>修行が足りないのを実感しております。
>長々と失礼しました。


とんでもない!
素晴らしく琴線に触れる言葉の数々を頂きとても嬉しかったです!
いつも言葉の足らない私を絶妙に補ってくださる方々が本当にありがたいと思っております!
ぜひ今後とも末永くよろしくお願いします!

コメントありがとうございました!!
小梅さまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!
紫のRさま
ようこそお越しくださいました紫のRさま!!
なんとみやびやかなお名前でしょうか!
そんなステキなご婦人にはこれを・・・つ[むらさき芋ジュース]<地元のスーパーで野菜ジュースにまぎれて神々しい色彩を放っていました

>源氏の記事が!! わあああ、奇遇です。
>きっと、私は兼倉さまと何か不思議な萌葱色の糸でつながっているのだと思います。(切らないでください…!!)


運命の萌葱色の糸!
むしろより合わせて太い縄にしたい勢いです!出雲大社の注連縄レベルの太さを目指します!(やりすぎ注意)

>言葉が万葉集と近い、というのに驚きました。

似たような言葉がたくさん出てきます。
万葉集の時代とは300年くらい違うんですが、底に流れる雰囲気というかそういうものが何か近いような気がします。
単語的にも古語として親しんでいるものがたくさん出てきます。
現代語訳をお読みになられた暁には、ぜひ原文にも目を通してやっていただけるとRieさまならとても楽しめるのではないかと思います!
現代語訳は入り口なのです!原文を見ると本当に楽しめると思います!
ぜひ!

>兼倉さまのワクワクが伝わってきましたよ!

伝わりますか!このワクワクが!!!
嬉しいです!本当に嬉しいです!
ぜひいっしょにワクワクしたいです!!

>源氏物語は「草子地(そうしじ)」という書き方をしているそうです。

>「草子地」という書き方知りませんでした。
>語り手が三人想定されている、というお話をきいて、そうだったのか! とひざをうちました。
>源氏物語の世界に引かれていきそうな予感があります。


私も講座で初めて知りました。
源氏物語は話の内容を追う以外にも、もっといろいろな楽しみ方がありそうです。
紫式部が源氏物語に施した様々な仕掛けを読み解いていくのが今から凄く楽しみです!!!

>今年の夏もいろいろ萌え的にアツくなれそうです。(暑苦しくてすいません)

ここ数年毎日常にアツくなっていますが、今年は特にアツくならなければならない年だと思っています!!!
ぜひいっしょにアツくなりましょう!!!
神話博の情報なども随時UPしたいと思います!!

コメントありがとうございました!!
紫のRさまのまたのお越しを心よりお待ちしております!!


最近拍手御礼記事の前置きがものすごく長くなりがちになってますね。
自覚はあります。
別の記事にしたほうがいいのかどうなのか。

ありがとうございます!!!

3時台と8時台(2連パチ!)と14時台(2連パチ!)に拍手を下さった方々ありがとうございます!!!
最近思うことがあります。
古典が苦手だと古典を原文で読むことは難しいけれど、古典の原文に親しんだり、それを楽しんだりすることは苦手でもできるのではないかということです。
どう違うのか、言葉で表現するのは難しいのですが(汗)
現代において、生きた古語(という表現もおかしいですが)に触れることはできません。
だから、私たちが知る古語は必ずその出典が存在します。
現代においても同じ言葉でも人によって意味が少しずつ違うように、古語にもきっと同じことがあったはずです。
現代ではその誤差をすり合わせていくことによってある程度の共通認識を持つことができますが、残っているものの少ない古語はそうはいかないでしょう。
しかしそれは逆に、今の言葉以上に、古語の一つ一つにより強い思いが宿っているといえるのではないかと思うのです。
古文を見ていると、その中のある言葉にすごく濃い色がついているように感じることがあります。
そういう言葉は大抵、他の文献でとても印象的だった言葉です。
その時の印象が、別の文献を見る時でも強く残っているのです。
「知っている言葉が出てくると楽しい」という感覚と似ているのですが、何か少し違うような気もします。
うまく言葉にできないのがもどかしいのですが、そういう色のついた言葉に出会うと、その文献が一気に身近に感じられるようになります。
文字の色は私の主観によるものです。
出典の作者の思いとは誤差があることは承知しています。
承知しつつ、それでも私が好きになった言葉を他の文献で見つけると「ああ、あなたも同じ気持ちを持ったんでしょうか。だからこの言葉を使ったのでしょうか」という気持ちを持ってしまうのです。
勝手な親近感がわいてしまうわけです。
現代の小説やエッセイを読んでいても絶対にこんな押し付けがましいことは思いません(笑)
古語だからこそ、つまりはその言葉の意味をストレートに受容することができないからこそ、少ない情報(イメージ)がより一層膨らんで結びつけてしまうのだろうと自分では思います。
そういうイメージが自分の中で増えていく過程がとても楽しいです。
こんな読み方をいたら主観だらけでどんどん歪んでいくかもしれません。
でも、そういう共通項ができていくたびに、当時の人たちの傍にいかせてもらえたような暖かさのようなものを感じるのです。

古典と友達になりたいです。
まだまだ遠いところにいるのですが、少しずつ近づいていきたいです。

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