Entry

止められない「万葉集」in【薄紅妄想】

万葉時代メモを参考に薄紅で妄想。

「ころも片敷く」 in 【藤千】
⇒国府の用事か何かでしばらく留守にすることになった藤太が千種に「ころも」を強請るけど、恥ずかしがった千種にソッコー断られる話を妄想
オチ案1 : 藤太がさんざん粘って結局千種が根負けして交換してもらえるという藤太幸せオチ
オチ案2 : 交換した「ころも」を身に着けようか否か迷う千種萌え妄想(そして結局身に着けられずに終わる)
※番外編※
薄紅本編の旅の道中で実は広梨は彼女の「ころも」を身に着けていたんじゃないかということに気づいて悶えました(そしてそれに気づいてたのは茂里だけ、とか・・・←勝手に広がる妄想)

「霧」 in 【阿苑】
⇒上記と同じく阿高も藤太と一緒に国府の用事でしばらく留守にすることに
オチ案 : 帰ってきた阿高。寂しかったと言う鈴に対して「おれは別に・・・」とか「まぁ・・・寂しくなかったわけじゃないけど」とかいろいろ言いながら

「ある朝目が覚めて外を見たら、霧が出ていたんだ」
「・・・・・・・・」
「鈴かな、と思った」
「え・・・」
「それで、なんとなく元気が出たんだ」
「阿高・・・!」
「うわっ・・・まったくおまえは。いきなり抱きつくのはやめろといつも・・・」

みないな!ね!(生き生きとした笑顔で)
※霧=嘆き(のため息)が形をとって外に現れる現象※
この場合阿高は霧を見て「そうだ。寂しいのはおれだけじゃないんだ」と気づいて冷静になるとか、もしくは「この霧が例え鈴のものでなくとも、鈴は離れていてもおれのことを忘れているはずはないんだ」と思いなおして元気が出るとか、そのあたりかなと思います。
そしてそういうことを阿高が離れていても察してくれていたと知って鈴もすこぶる嬉しい気持ちになるという・・・天然仲良し夫婦万歳!


楽しいなぁ!もうたまらなく楽しいなぁ万葉集も!薄紅も!
止まれない!

ありがとうございます!!

2月21日23時台に拍手を下さった方ありがとうございます!!
時間的に出雲談義についての記事への拍手ですよね?
ということは貴重な古代史ファンのお方でしょうか!?
ありがたやあああああああああ!!!
出雲やスサノヲや大国主命については個別で語りたいネタがたくさんあるのですが、中々自分の中でまとめられません・・・。
できればいつか語ってみたいと思います!
スサノヲは稚羽矢にも通ずるのでそのあたりも含めて語れたらいいなぁ・・・とか(夢)

拍手本当にありがとうございました!
お暇がございましたら是非お気軽にお越し下さい!
またのお越しを心よりお待ちしております!

万葉時代メモ

「ころも片敷く」

・旅などの最中に「ころも片敷く」という表現をする歌がある
・ころも・・・所謂「肌着」や「下着」の意。「上衣」は「きぬ」と発音した
・旅に出る場合、夫婦で「ころも」を交換してそれぞれ身に着けていた
・この時代、寝る時は「ころも」を敷いてその上に人が寝ていた
・男女で寝る場合は当然双方の「ころも」を敷いて寝た
・それゆえ、「ころも片敷く」とは、片方だけ(一人分)の「ころも」を敷く、という状態
・男の場合、妻(恋人)の「ころも」を敷いて寝ている
・つまり「ころも片敷く」とは、旅などで伴侶(恋人)と離れている悲嘆を表現する言葉
※当時はその人が長く使っているものや肌に直接触れているものなどには、使っている人の魂や思いが宿り、預けた相手を守ってくれるという信仰があった※


「霧」

・この時代、悲しい思いや、辛い気持ちは、募ると外に「霧」となって現れると信じられていた
・いとしい男を遠くの新羅の国に旅立たせようとしたある女の歌
―君が行く 海辺の宿に 霧立たば 我(あ)が立ち嘆く 息と知りませ
※訳※あなたのおいでになる旅の、その海辺の宿に、もし霧が立ったならば、それは家で待っている私の嘆く息だとお知りくださいませ
他多数の「霧」を嘆きの象徴として使用する類似表現あり


「心」

・この時代、人々は心を「緒(お)」(ひも)のようなものと考えていた
・根元があって、そこから数条の「緒」が伸びており、普段はぴんと張っている
・しかし、平常心を失くすとそれが揺れたり、絡まったり、萎れたりする
・この「緒」は肝の向かい側にあると考えられていた
・つまり、現代人の考えるは「心」は体全体を支配する抽象的なものだが、当時の人々にとっての「心」は臓器の一つに属するものという感覚だった
・「心も解けず」「心も萎(しの)に」などの表現あり


こんな辺りまで読んでます。
大体半分くらいまで来ました。
新書は読むのが楽で助かる!
あと、「愚者の賦」一冊を読んだお陰で、伊藤先生のテンポが少しずつつかめてきて進めやすくなってきたのもあるかもしれません。
この調子でどんどんいくぞ!

あ、因みに上に書いているメモは、創作で使えそうかなと思った部分だけ抜粋してます。
ホントはもっとたくさん面白いことが書いてあるんですよ!

Utility

簡易メニュー

薄紅語り
(過去の日記の薄紅天女の妄想語り一覧)
古代史語り
(過去の日記の古事記とか万葉集とか他)
Web拍手
(お気軽に頂けると嬉しいです)
拍手は別窓、語りは同窓で開きます。

日記内検索

カレンダー

< 2011.2 >
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 - - - - -
- - - - - - -

コメント一覧