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タケミナカタについて

今まで出雲神話や古事記神話に関する色々な本を読んできて(といっても大した量でもないですが)、タケミナカタに関する見解は「元は諏訪の辺りで祭られていた土着の神」ということで一致しているようなのですが、では何故タケミナカタが出雲神話に関わることになったのかという問いに対しては色々な意見があるようです。

1 出雲の神(=大国主)を直接負かすことは出雲の民が納得しないので無関係の遠くの神を持ってきた
2 古代の出雲の概念には諏訪の辺りまで含まれていた
3 当時の出雲と交流があった古志(越)国の近隣である諏訪が関わることは自然なことだった(ex.越国のヌナカワヒメは大国主の妻の一人でタケミナカタの母説あり←「古事記を読みなおす」より)
4 タケミナカタの話は後世に挿入されたもので、元は出雲の神だけの話だった

などなど。
うーん…色んな考え方がありますな。
私としては2の説が大変ロマンを掻き立てられるので一押しなわけですが、もちろんそんな理由では決定できないことです。
また、今後新説が出てくる可能性もあるのでそこも期待してます!

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