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うわーーー!!!

まさかあんなに大々的に日記でご紹介いただけるとは思っても見ませんでした!
さわ様スミマセン、逆にお手数をお掛けしてしまったようで・・・。
しかも私のアホらしい萌え薄紅考察までご覧いただけていたなんて感激と同時に内容の薄さ加減に申し訳なさでいっぱいです!
お詫びにもならないですが、楽しんでいただけたようだったので、あの会話の続きを書いてみます。

阿高が去っていった後の藤太と広梨の会話
――――――――――――――――――
「よう、藤太。うまくいったようだな」
「まぁな。お、見てみろよ広、阿高のやつ早速鈴の方へ向かっているぞ」
「あれは・・・澤樹か?」
「ああ、澤樹にはとりあえず、阿高の目の前で鈴の手でも握ってやれと言ってあるんだ」
「手を握るって、さすがに阿高もそのくらいじゃあ・・・え」
「おい、どうしたことだ。阿高がもどってくるぞ」
「どうしたんだ阿高」
「箒を忘れたからとりにもどってきたんだ。・・・ええと・・・ああこれでいいか」
「お、おい、阿高、それは鍬(くわ)だ」
「このくらいのほうが都合がいい」
「待て、それで何を始末する気だ」
「塵だが」
「・・・塵の名を聞いてもいいか」
「塵に名などないが、昨日までは澤樹と呼んでいた気もする」
「広、澤樹に早く逃げろと伝えてくれ!」
――――――――――――――――――

阿高・・・!?
オチを考えずに書いたらこんなことに!(やり過ぎた!)
ていうか全然役得とかにできませんでした!(手を握るくらい?)
力不足!おおーん(T0T)
澤樹の名前はさわ様から頂いております。(勝手にスミマセン!)
もしご迷惑でなければこれもあわせて差し上げます。(返品受付中)
人様のネタに便乗しまくりでホントすみません!でも凄く楽しかったです!

ヤマトタケルとスサノヲ

まだ「古事記を読みなおす」を読んでいます。(遅いにも程がある)
その中で、「ヤマトタケルはスサノヲを受け継ぐ英雄」と語られていて目から鱗でした!
この二人をつなげて考えたことは今まで一度もありませんでした。
以下、二人の類似している点。

・統治者から派遣された
スサノヲ⇒高天原から天下って出雲へ降り立った
ヤマトタケル⇒父帝からクマソタケル討伐を命じられた
・性格が荒々しい
スサノヲ⇒親神の言いつけを守らなかったり高天原で暴虐の限りを尽くした
ヤマトタケル⇒兄を諭せといわれただけなのに手足を千切って筵に包んで捨てた(殺した)
・統治者から疎まれた
スサノヲ⇒高天原での数々の悪行により追放された
ヤマトタケル⇒猛々しい性格を父帝に疎まれた
・知恵によって敵を倒した
スサノヲ⇒ヤマタノオロチを酒に酔わせて切り伏せた
ヤマトタケル⇒女装して相手を油断させて切り付けた

ちょっと書いてみただけでも確かに似ている気がします。
しかし、二人の違いは最後の部分。
スサノヲは高天原に帰ることを望まず、地上世界(出雲)で妻を得て生きることを選択したのに対して、ヤマトタケルはいつまでもヤマトへ帰ることを夢見て、しかしそれが叶わずヤマトではない地で最期を遂げます。
これも見方を変えれば、二人とも終焉の地は高天原でもヤマトでもないということで、共通しているとは言えそうですが、しかしスサノヲが幸せを想像させる終わり方であるのに対して、ヤマトタケルは憐れな死を迎えています。
結果は同じながら結論・・・というか感情的な部分では正反対の結末です。
二人が最後の部分で歌ったとされる歌を並べてみます。

スサノヲ
八雲立つ 出雲八重垣 妻篭みに 八重垣つくる その八重垣を
(⇒「新妻との新居ルンルン」みたいなノリです←ヒドイ意訳)

ヤマトタケル
倭は 国の真秀ろば たたなづく 青垣 山籠れる 倭し麗し
(⇒ホントもう痛々しいまでに望郷の思いが籠ってますよね!)

スサノヲは目の前に広がる出雲の地の歌であるのに対して、ヤマトタケルは目には映らない遠く離れた故郷を歌っています。
似ている二人の対照的な結末。
この対比を狙って編纂したとしたら、お見事、の一言に尽きます。
古事記って凄い!楽しい!
みんなもっと読めばいいのに!(ちょっと前に友達をハメるのに失敗したのでここで布教してみる試み・・・でも勾玉三部作好きな人はかなりの率で既に読み込んでいらっしゃいますよね・・・今更だった!)

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